金融機関の見知らぬ手数料

口座管理費用の他にも

オンラインバンキングが主流になって久しいですが、今でも銀行窓口での振り込みをする人もいます。その場合は、受け取る側も手数料が差し引かれるので、請求書にはオンラインバンキングで支払うようにお願いしている会社もあります。

紙での作業を減らすために、オンラインバンキングは便利ですが、注意しないと様々な手数料が引かれています。

先日も、ある口座から口座管理費用とは別に毎月5フランが引かれており、調べても何かわからないので、カスタマーサポートに電話をすることに。紙での証明書となっていて、すでに残高証明などの紙での証明書発行は止めてあるにもかかわらず、さらに紙での費用が引かれています。

電話をして、確認してもらうと、なんとクレジットカードの明細を郵便で毎月お届けしていますとのこと。そう言われると、、来ていたかも知れないと思い、頼んだ覚えもないのに送られて手数料がひかれていたわけです。おそらく、口座やクレジットカードを作った当時は、無料だったと思いますが、ペーパレスになってから、費用がかかるようになっていたのだと思います。

しかし、それもいつからなのか、さっぱりわかりませんし、調べるにも根気がいるので、とりあえず止めてもらうように手配をしました。

他にもほとんど使わない子供用に作った預金口座や動きのない口座でも、紙のオプションとして費用が差し引かれている可能性があるので、一度チェックをすると良いかも知れません。

たった5フランですが、年間だと60フランです。そうした無駄な費用をかけた口座がいくつもあれば、200フランや300フランを意味のない費用で引き落とされていることになります。

税申告もいまだに紙が多い/日本の銀行口座残高証明も申告

スイスでは、各家庭で税申告を行いますが、これもかなりの紙の量になります。ソフトウェアをパソコンに入れて、数値を入力しているのに、最終的にはプリントアウトして税務署に送っています。仕事上、経費の証明などで領収書を送羅なければいけないのもありますが、これぞ紙の無駄遣いです。商売をしていない人は、大した量にはならないと思いますが、仕事関連の書類を出すとなると、一気に増えます。

口座の残高証明などは、スイスの金融機関から郵便で送ってくるものもありますし、オンラインでダウンロードするものもあります。ただ、日本の銀行口座の照明などは、オリジナルが必要で、申告書類としても原本を送っています。当方はあくまで仕事上の支払いが生じているので提出しているのですが、スイスに住む日本人の方の多くが、税申告の際、日本の銀行口座の残高証明を提出していないそうで、後から追徴で税金を納めることにならないように気をつけなさいと言われたことがあります。

大した金額が入っていない口座もあるかも知れませんが、トラブルを避けるためにも税申告の際に証明書を取って、提出した方が良さそうです。毎年、12月31日の残高証明を英語で発行して、実家に送るようにしてありますが、手数料も勝手に引かれているので、一度申し込めば毎年やってくれます。一時帰国の際に、申し込んでおくとそのあとは楽です。

このように、自分の知らない間に手数料が引かれていることも多いので、一度見直してみると良いかも知れません。