スイスの主な携帯電話、プロバイダー会社
swisscom, Sunrise, yallo.ch, mobile zoneなどですが、その他、大手スーパーのMIGROSやCoopも携帯電話事業があります。
各社同じ端末機種でもプランや価格が違いますので、使用頻度にあったプランを選ぶのが当然良いのですが、プランも多くどれが良いのか分からないと言う人のために簡単ではありますが、説明いたします。
<契約タイプと解約について>
基本的に契約するタイプと契約しないプリペイドタイプの2種類に別れます。契約の場合は12ヶ月か24ヶ月プランで、契約期間によって機種代も当然変わります。(ちなみに契約なしで機種だけ購入することも可能ですが、高額になります。SIMフリー)
まず、プリペイドの場合は契約はありませんが、購入の際、住所氏名等を登録する必要があり、身分証明書(パスポートなど)が要ります。クレジットがなくなったら、追加のクレジットをその都度購入しなければいけませんが、面倒な解約手続きもなく、あまり電話をかけない方には便利です。ただ、1年間電話の送受信記録がない場合(全く使われなかった場合)は、自動的に購入された携帯番号が消去されます。追加したクレジットにも有効期限内に使用されなかった場合は無効になりますのでご注意ください。
契約タイプでは12ヶ月か24ヶ月の契約になるわけですが、契約を結んだこの期間は基本的に解約が出来ません。ただ、スイス国外に転出する場合は、転出届や転出先の住所、スイスを出国する証明(発券済み航空券のコピーとパスポート)などを揃えて、一筆添え、署名もした上で途中解約を申請することが出来ます。各社規定は年々厳しくなっているようで、この途中解約を出しても認められないケースの方が多いようですが、特に駐在員の方で急に帰国することになった場合などは、会社から何月何日付で転勤することになったという辞令を現地の言語で、出来ればカンパニーペーパーで用意してもらい解約申請を出してみると良いでしょう。なお、通常の満期の解約についても各社異なりますが、契約満了の3ヶ月くらい前に解約申請を出さなければ自動的に2年の更新になる会社もあるようですので、ご契約の際に確認することをお勧めします。
<SIMカード>
欧州では携帯電話のSIMカードに全ての契約者情報が入っています。このSIMカードとは携帯電話のサイドに入っているICカードの事で、自分で引き抜くことが出来、他の端末に入れ替えて同じ契約者として使用することが可能です。また、既に端末(電話機)をお持ちの方はこのSIMカードだけを購入して使用することが可能です。契約用のプリペイドも同様に入れ替えて使用できます。
ここで注意していただきたいのが、プリペイド式のSIMカードです。SIMカードを入れ替えて使用できると記述しましたが、プリペイド式の場合は、例えばswisscomで購入したプリペイド携帯に他社のプリペイドSIMカードを入れても使用できないようになっております。2年間はSIMブロックがかかっており同じ会社のSIMカードしか読み込めないためです。
また、契約型のSIMカードもプリペイド式で購入した携帯端末には使用できないようになっております。逆に契約用の携帯端末はプリペイド式のSIMカードでも使用が可能ですので、特にプリペイド式携帯電話を購入の際は注意してください。もし携帯端末をお持ちでSIMだけを購入したいのであれば、お店に持っていってSIMを読み込むかテストしてもらうのが良いでしょう。
公共WIFI
公共交通機関やデパート、レストランなどでも、お客さん用にWIFIを利用できるようになっていますが、トラムなどのWIFIは自分の携帯番号を登録して認証すれば使えます。他の飲食店などでは、お店にWIFIのパスワードなどが書いてあり、それを利用します。注意しなければいけないのは、完全にオープンになっているWIFIが稀にあり、勝手に接続されていたりします。スマートフォンを見ない限り気がつきませんが、悪用される可能性もゼロではないので、気になる方はWIFIをオフにするなどしておいた方が良いでしょう。
プロバイダー各社ウェブサイト
(swisscom) swisscom
(Sunrise) http://www.sunrise.ch/
(mobilezonenet) http://www.mobilezonenet.ch/
(yallo )http://www.yallo.ch/
(MIGROS) http://www.m-budget-mobile.ch/
(Coop) Coop Mobile
*各社料金プランは余儀なく変更される場合がございますので、ご契約の際はお店でご確認ください。