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インタビュー

グラフィックデザイナー林 佳瑶(リンカヨウ)さん

今回は、バーゼル在住のグラフィックデザイナー林 佳瑶(リンカヨウ)さんにお話を伺います。

SWN: リンさん、よろしくお願いします。簡単に自己紹介をお願いできますか?
リンさん:林 佳瑶(リンカヨウ)
台湾台北市生まれ、日本大学芸術学部デザイン学科卒
ソニー本社、ソニーエリクソン、LAクリエイティブセンターを経て、
2012年冬、Aquspi Creation GmbH をスイス・バーゼル市に設立、
クロスカルチャーデザイン(欧州⇆アジア)を中心に様々な領域のデザイン活動を行っております。
WEBSITE: www.aquspi.ch
E-mail: info@aquspi.ch

SWN:日本でデザインを学び、日本とアメリカのソニーでデザインを手掛けておられたそうですが、スイスに来ることになったきっかけはなんでしたか?
リンさん:スイス人との結婚がきっかけでソニーを退社しました。スイスに来てからも時々日本とアメリカの企業のものをデザインしてます。

SWN:日本とアメリカとスイスでは、それぞれ求められるデザインの好みが違うと思いますが、デザインの対象にもよるとは思いますが、どんな違いがありますか?
リンさん:一言では言い切れないですが、どちらかというと、日本では繊細で柔らかいテイストが多いのに対して、スイスでは極端に男性的でシンプルさ、洗練さが求められます。
そして、日本はカラフルで可愛いものが年齢関係なく受けるのですが、スイス(特にドイツ語圏)はそれを子供っぽいと捉えかねないので、そこのバランスが難しいです。私がデザインした物の中で、カラフルで可愛い系の物は、特にフランス語とイタリア語圏のスイス人には人気があるようです。 実用的で機能性のあるものは、ドイツ語圏向けになります。この現象を観察するのも常に面白いと感じています。アメリカは基本的に日本と同じく、クリエイティビティーに多様性があり、受け入れる幅もスイスより広いです。

SWN:リンさんは台湾のご出身ですが、台湾語、中国語、日本語は勿論、英語、ドイツ語と語学の幅も広くて素晴らしいですね。ちなみに一番難しい言語はどれですか?
リンさん:まだまだです。母国語の皆さんのレベルには到底無理です。一番難しい言語は、もちろん文法のややこしいドイツ語です。実は日本語の知識でドイツ語を勉強しました。中国語よりも日本語の方がドイツ語と似た部分があるので。最近はあえてドイツ語しか話さないデザイン系の継続教育学校に行って、毎週末チャレンジしています。

SWN:スイスでは、各地のギフトショップ、ステーショナリーのお店にリンさんの商品が並んでいますが、こうした販売経路もご自身で開拓されたのでしょうか?
リンさん:そうですね。スイスでは人脈も何もなかったので、すべてゼロから始めました。外国人に特に難しいのは人種と言葉が問題で、そこはニュートラルのデザインを通じて少しつづ開拓しております。バーゼルでは観光局、BASEL SBBが最初で、バーゼルの紙博物館からも注文が入りました。もちろん、起業はどの国でも容易ではないので、本当に利益が回収できるまで気長く頑張りし続けるしかないですね。

SWN:昨年は、バーゼルの日本祭りを始め、いろんなイベントにも出店されていたようですが、皆さんの反応はどうでしたか?
リンさん:スイス人はあまり可愛い物、雑貨とか好きじゃないかと思ったのですが、最近は増えてきていると思います。また、売る場所とイベントの内容にかなり客層が変わります。私がデザインした物を観光局で買って頂いた方が偶然に違うイベントで会ったりすることもあります。本当に嬉しいです。

SWN:台湾、日本、アメリカ、スイスと4つの国に住んだ経験のあるリンさんですが、スイスでの暮らしはどうですか?
リンさん:この中でも、スイスは一番大変だと言えます。言葉から性格、文化、食事、デザインのテイストまで全てが違います。
その衝突の中でもやっと今年6年目で慣れました。やや慣れるのに時間をかけすぎたかもしれませんね。でも将来の夢は、やはり「三地生活」にしたいです。(日本・台湾・スイス)

SWN:オススメの商品、今後の目標などをお聞かせください。
オススメ商品

 

リンさん:本職のグラフッィクデザインのお仕事を受けつつ、自社ブランドの商品も作り続けたいです。特に自分のミックスした背景でスイスでは文化交流を重点にしたデザインを開拓していきたいです。それをいつか社会貢献できるぐらいのレベルまで達成できると良いですね。
これからもよろしくお願いします。

SWN:商品はリンさんのウェブサイトからぜひご覧ください。これからも、リンさんのご活躍を応援したいと思います。お話を聞かせてくださり、ありがとうございました。

Chiayao Muse Lin (林 佳瑤) 
Creative Director
Aquspi Creation GmbH
Spiegelbergstrasse 18, 4059 Basel Switzerland
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