パスポートの有効期限をチェック
スイスに在住している方は、一時帰国や旅行などに行かれる事も多いため、自身のパスポートの有効期限を把握している人がほとんどかと思います。
しかし、渡航先によっては、3ヶ月から6ヶ月の有効期限が必要な場合もあります。特に東南アジア諸国の多くは、渡航時に6ヶ月以上のパスポート有効期間が確認できない場合、飛行機に搭乗できません。
コロナパンデミックの時期は、世界中で人の動きが止まっていたような状態で、その間にパスポートが切れてしまったり、ギリギリの有効期限のまま航空券を発注してしまったりということもあります。
スイスや日本の場合は、滞在期間中有効なパスポートであれば大丈夫のようですが、各航空会社が独自の規定を設けている場合もあるので、確認が必要です。
航空会社によっては、サイト内にパスポートの有効期限を入力して、渡航予定のスケジュールを入れると、搭乗が可能かどうかを表示してくれるサポートページもあります。
スイス在住の日本人のパスポートはEU市民扱い?
スイスにお住まいの方は、日本大使館でパスポートの更新ができます。
永住権「C」をお持ちの方は、その情報が日本のパスポートのチップに入っているようで、入国審査の際にスイス・EU市民と同じレーンを通過できるという話を聞いていましたが、試したことはありませんでした。
最近では、セルフ入国審査のゲートがあり、欧州の国を回る際に、非常にスムーズに行けて便利です。
しかし、自分の日本のパスポートで通過できるかはわからなかったのですが、先日イギリスのロンドンに行った際、スイス出国の審査で係員にパスポートとスイスの滞在許可IDを見せると、
「あなたのパスポートは、EU市民と同じ扱いなので、セルフの審査ゲートを通れますと言われました。」
そして、ロンドンのヒースローに着いた時、長い入国審査の列を避け、EU市民用のセルフ入国ゲートを試すことにしました。
パスポートを読み取り機械にかざしながら、カメラを見ます。
2回エラーが出てしまいましたが、3回目に認証されて、ゲートが開きました。
長年、この機能のことを知ってはいたものの、半信半疑でしたので、試さなかったのですが、家族で旅行の際は、スイスに帰国した際もスイス人と同じ審査レーンに並べるわけです。
実際、今回のフライトでスイスに戻ってきた際は、EU市民の審査ゲートで無事通過できました。
欧州便の乗り継ぎで時間がない場合など、このセルフ審査ゲートを通過できるのはありがたいです。
それでも、乗り継ぎの際の審査ゲートはいつも長蛇の列。そのために乗り継ぎの飛行機に乗れなかったことも何度かあります。デジタル化が進んでいるので、もっとスムーズに旅行できると良いとは思いますが、テロなどの警戒も必要となり、なかなか難しい問題ではあります。
ご旅行予定の方はもちろん、日本から家族が来るという人は、日本の家族のパスポート有効期限を再度チェックしておくと良いかもしれません。