サッカー欧州選手権始まる

サッカー欧州選手権2020

昨年新型コロナウィルスの蔓延で、延期を余儀なくされたサッカー欧州選手権2020が始まりました。
欧州11都市に分かれた会場で、これまでとは違った雰囲気が見ていても楽しめます。
決勝戦は、イギリスロンドンのウェンブリースタジアムです。

観客の動員制限は、各国の判断で?

東京五輪の開催反対の声が沸くなか、欧州ではこのサッカー欧州選手権を中止しろという声は、あまり聞きませんでした。
知らぬ間に始まっていたという感じすらします。それでも、コロナ感染防止対策で、観客席は間を取りマスクをして、会場はまばらながら満遍なく観客が座っている様子が映っていました。多くの会場が、25%を上限に会場に観客を入れる他、ワクチン接種証明や72時間以内のPCR検査の提出、そしてFFP2マスク着用義務にしたのはドイツのミュンヘン会場でした。

ハンガリーのブタペスト会場では

そんな中際立っていたのが、ハンガリー、ブタペストの会場です。ここでは、会場の席の間隔を空けずにびっしりと観客が座っているだけでなく、観客はマスクをしている人もほとんど見かけない状態です。スイスのTVの実況リポートの人も少し驚いていた感じですが、それもそのはず、ハンガリーは100%の収容を目指すと宣言していました。ロシアの会場は50%を目指し、他の欧州国とは規定が違います。おそらくワクチンは接種がだいぶ済んでいると思われますが、圧倒的に感染者も死亡数も少ない日本で、五輪開催の反対の声が出ているのはなんなんだろうという気がしました。

夏のバカンスはもうすぐ

これまで、欧州は厳しいコロナ感染防止対策を取ってきて、人々の生活や仕事は制限されたままです。各国徐々に緩和の方向で手順を踏んでいるのですが、夏くらいは思い切り楽しませろ!という声が聞こえます。慎重なスイス人ですら、ビーチリゾートの休暇に出かける人も多いようです。
秋以降は、気温も下がりまたどうなるのか分からないというのが本音ですが、ワクチンの効果が、当初言われていた6ヶ月から12ヶ月になるという見解が発表されたので、より接種は進み、夏の休暇に繰り出す様相です。

そんな欧州の人々のコロナ対策で押さえつけられた気持ちが、現在開催中のサッカー欧州選手権に表れている気がします。