小児喘息を患った子供時代から発作が出なくなるまで

動物の毛のアレルギー検査/犬と暮らす

子供の頃は、動物に触るとアレルギー反応を起こして、喘息の発作が出る傾向にあるので、屋内では動物と過ごさないように言われました。確かに今でも猫の毛には反応し、喘息こそ出ないものの、鼻水が出たり、目が痒くなることがあります。しかし、犬の毛にはアレルギー反応が出ません。子供の頃は、動物全般がダメだと医師に言われていたので、今思えばあまりにもざっくりした範囲で気をつけるように言われていた気もします。

その証拠に、子供の頃喘息だった自分が、現在は犬を飼っていて、一度もアレルギー反応や喘息を起こしたことがありません。もちろん、もっと詳しく検査すれば、犬種によってはアレルギー反応が出るのかもしれません。我が家では、犬を飼う前に、ブリーダーさんに飼う予定の犬の毛をもらい、アレルギー検査を専門医のところで家族全員してもらいました。犬を飼うことなど、絶対にないと思っていた喘息少年が、いまでは犬と同じ家で暮らしています。

芝生の芽による花粉症

スイスでも喘息の患者は多いですし、春先の花粉で苦しむ人も多いです。日本ではあまり聞いたことのない、芝生の芽の花粉による花粉症というのもあり、欧州に移住してきた日本人が芝生花粉症になったと言う例もあります。そして、一時帰国の際に、日本の医師に相談したところ、芝の花粉症など聞いたことない!と言われたそうですから、ほとんど知られてないようです。そうした決めつけも医師としてどうかと思いますが、欧州では広く認知された花粉症です。

住む環境が変われば、体の調子が変わるのも当然です。如何に体質に合っている生活をしているか、原因を突き止めるのも時に難しいですが、まずは自分の体のことを良く知り、家族にもその情報を共有しておくことが大事でしょう。

お断り:この記事に書いた薬に関する効果や副作用は全て個人の経験ですので、詳しいことは、自己判断せずに医師にご相談ください。