ヴァリス州産のワインは、一定の規格を満たしたものに、AOCヴァリスの呼称が許される。その中で、特に中心となるのが、シオンを中心に南北に広がる、ローヌ谷のAOC地区。
AOC地区はマルティニィの北から始まり、主にローヌ川北岸に広がっている。フリィから、サクソン、サイヨン、シャモソン、アルドン・ヴェトロ、コンティ、サヴィエーズ、シオン、グリミズア、アヤェン、サン・レオナール、ランス、ミエージェ、ヴァントーヌ、シエール、サルゲシュ、ファレンと続いている。
それぞれの地区の名はゲマインデという行政区名からなっている。
この中で特に、フリィ、ヴェトロ、サン・レオナール、サルゲシュはグランクリュを名乗る事が出来る。

ヴァリス州AOC地区
Fully Grand Cru フリィ
Saxon サクソン
Saillon サイヨン
Chamoson シャモソン
Ardon アルドン
Vetroz Grand Cru ヴェトロ
Conthey コンティ
Saviese サヴィエーズ
Sion シオン
Grimisuat グリミズア
Ayent アヤェン
St-Leonard Grand Cru  サン・レオナール
Lens ランス
Miege ミエージェ
Venthone ヴァントーヌ
Sierre シエール
Salgesch Grand Cru サルゲシュ
Varen ファレン