ワイン地区としてはラヴォー地区が際だって高い評価を得ている。特に、デザレやカラマンは特級畑として認められている。またラヴォー地区は、ワイン畑が世界遺産になっている大変希少な地区。ワイン産地として世界遺産になっている所は他にフランスにもあるが、ラヴォーは世界で唯一、ワイン畑の景観が世界遺産になっている。ラヴォーのワインは正真正銘の世界遺産ワインだ。しかしスイス国内だけを見ると、至る所が世界遺産になっているため、あまり珍しがられてはいない。

なおヴォー州ワインの質全般から見ると、作り手の要素も大きく、ラヴォー以外の地区でも、いい作り手のワインは上質で高い評価を受けている。ヴォー州のワイン産地はAOC(原産地統制呼称)が定められ、高い品質保持に努力していえる。

ヴォー州のAOC地区

1.ラコート地区
ニヨン
ベニャン
ルアン
ヴァンツェル
ブルシネル
コトゥ・ド・ヴィンシィ
タルテニャン
モン・スール・ロール
ペロア
フェシィ
オウボンヌ

2.ラヴォー地区
リュトリィ
ヴィレット
エペス
デザレ
カラマン
サン・サフォラン
シャルドンヌ
ヴェヴェイ・モントルー

3.シャブレ地区
ヴィルヌーヴ
イヴォンヌ
エーグル
オロン
ベー

4.コーテ・ド・ロルブ地区
ボンヴィラール
ヴリィ・ヴォードワー