新年を迎えて


年末恒例、大晦日の花火は、バーゼルではライン川で打ち上げられ、多くの人で賑わいました。
今年は夏に乾燥注意報が出て、スイスの建国記念日に花火ができなかったせいもあり、大晦日まで持ち越した人が、かなり盛大に打ち上げて例年以上にうるさかったです。

スイスの年始は、2日から仕事も人も多く、正月気分などほぼないまま日常に戻っていきます。これは何年経っても、少々寂しくもあり、やはり日本の季節の行事でもあるのだと思わされます。
年越しそばとお餅を食べれば、なんとか正月気分を味わえるということで、毎年それで我慢をしています。

今年は春に天皇陛下の退位とともに、平成の元号が終わり、新しい元号になります。この元号ですが、日本国内ではまだ会社のシステムに元号を用いているところも多いそうで、4月から5月への切り替え時期は、システムエンジニアなどは地獄の期間となるであろうと予想しています。
海外在住が長くなると、平成が何年だったか、調べないとわからない状態で、もうほとんど馴染みがなくなってしまいました。
利便性が高いのは西暦なので、あまり困ることはないのですが、元号自体特に反対することではありません。むしろ日本の天皇制の象徴として、元号はあるべきと思います。

現在のところ、比較的暖かい冬のため、山間部では雪崩が起きやすくなっているようですので、スキーに行かれる方は注意が必要です。
また、1月はスイスでは、各地の日本人会が新年会を開催します。今では正月のお餅よりも、着物を召された方も出席される新年会の方が新年を感じられるようになっています。

皆様はどんな新年を過ごされましたでしょうか?
今年も皆様にとって、実り多き1年となりますよう祈念いたします。

SWISSWONDERNET