
スイススーパーリーグ
先日、FCバーゼルが、久しぶりにリーグ優勝しました。バーゼルの街は大盛り上がりで、やはり欧州はサッカーの人気が凄いなと実感した瞬間でもあります。
自身も何度かスタジアムには足を運んでいますが、その熱気はスタジアムでしか味わえないものがあります。
特に古参のファンは、Muttenzerkurve(ムッテンツコーヴ)と言われるゴール裏エリアで、発煙筒を焚いたりして、激しい応援をすることで有名です。
ただ、エスカレートすることも多く、フーリガン的な暴動も起こした過去が何度もあります。スタジアム周辺の電話ボックスが燃えていたことも。
ライバルのチューリッヒとの試合は、特に気をつけろとスイス人の友人にも言われており、試合後の重装備の警官による警備には驚きました。
現在は、このMuttenzerkurve(ムッテンツコーヴ)内で、薬物蔓延の噂が絶えず、もはやサッカーとは関係ない問題となっています。
しかし、なぜにあんなにも暴徒化してしまうのか、他のスポーツ観戦ではあまり見られない光景です。
チャンピオンズリーグ
サッカーの最高峰とも言われる、欧州チャンピオンズリーグですが、今年はパリ・サンジェルマン(PSG)が悲願の初優勝を果たしました。
イタリアの名門、インテルに対して5-0という圧勝でした。
この優勝を祝おうと、ファンがパリの街へ繰り出しお祭り状態に。しかし、一部が暴徒化して、お店のウィンドウが割られ商品を略奪、車が放火されたりして、300人近くが拘束されました。残念なことに、この暴動で死亡者も出ています。
このように人が多く集まる場所では、何が起きるか予測不能で、できるだけ近づかないように注意喚起がされますが、難しいようです。
こうした群衆の中には、社会に対する不満を持つ人たちが存在し、フラストレーションを一気に爆発させる場となり暴徒化につながります。
もはやスポーツとは関係のないことで、祝賀ムードに水を差し、暴動や犯罪が起きてしまう状況が残念でなりません。