注意喚起のメールも詐欺
このところ、詐欺関連の事象を頻繁に聞くようになり、増加しているように感じています。
先日も記事に書いたように、スイスや欧州圏では日本帰国者を狙った詐欺電話が横行しています。
メール詐欺もまた同様に増えていますが、つい数日前に自分宛に来ていたメールには、日本のアマゾンジャパンからの注文発送メールでした。
しかし、送り先は、全く知らない人の名前と住所。いずれも日本人の名前で日本の住所に発送されたというメールでした。
そして、スパムメールを見ると同時刻に、Amazonジャパンから、「誰かがあなたのアカウントからログインをして注文を試みたため、アカウントを停止しました。」と書いてあるメールが来ていました。
不正利用をされたのかと思い、自分のアカウントを別のブラウザで開けてみると、不審な注文履歴はありません。
アカウントも乗っ取られていませんでした。
念のため、パスワードの変更と決済情報の削除をしましたが、カードの履歴にも不審な決済はありませんでした。
つまり、巧妙に仕組んだクリック詐欺のメールだったわけですが、発信者のアドレスもアマゾンが使用しているオフィシャルなアドレスなので、騙されそうですが、発信者の表示は細工ができてしまうため、裏に隠れているアドレスは別のものです。
メール内にある「注文の確認リンク」も、クリックしないで確認すると、明らかな詐欺サイトへの誘導がされていました。
このように手口も年々巧妙になっていますが、メール内のリンクをクリックさせる目的は今も同じです。
不審なメール内のリンクは、絶対にクリックしないようにしてください。