日本帰国者を狙った詐欺にご注意を

インターポールやユーロポールを語った電話

駐在や留学などでスイスに滞在し、日本に戻る直前の日本人を狙って、インターポールを語る人物から携帯に詐欺電話がかかってくるという注意喚起が出ています。

「あなたのIDが不正利用され、詐欺用の口座が作られていることがわかった。あなたの本当の口座も間も無く凍結されるので、預金を別の口座に移した方が良い。」

という内容だそうで、中にはアプリをインストールしてビットコインなどの仮想通貨に変えろと指示された人もいるようです。

同じ手口はドイツでも

これは、2年前にドイツの在ミュンヘン日本国総領事館が注意喚起として出していた内容と全く同じで、これがスイスにも及んでいるということですので、帰国を予定されている方は、不審な電話には気をつけてください。

(参照)在ミュンヘン日本国総領事館:https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/822.html

上記に手口の詳細が掲載されています。

どこから情報が漏れているか?

在留邦人のビザが切れる情報や次の行き先、帰任情報など、これらの情報がどこからか漏れているということになり、ほとんどの方が帰国直前に電話を受け、拘留される可能性があるなどと脅迫めいた文言ををいわれた人もいます。

怪しいと思った場合は、警察に通報して、何もアクションを起こさないようにということです。

警察やインターポールが、送金を促すことはありません。

企業や大学のサーバーがハッキングされている可能性も否定できませんが、通話再手が帰国者の氏名や携帯番号、パスポート番号、ビザが切れるという情報を持っているため、信用してしまいがちですが、無視をしていればかかってこなくなるようです。

まずは自分で判断せず、周囲の人に相談するか警察に通報してください。

帰国されない方も、不審な電話やメールは近年多いですので充分ご注意ください。