夏のフライトは変更やキャンセルが多いので注意

夏季休暇に向けて

 欧州は、いよいよあと3日で国境を開放します。これがどうなるのかはまだわからないのですが、各航空会社も観光地へのフライトを再開しています。欧州各国のリゾート地も受け入れ態勢を整え始めているのですが、航空会社はブッキングが少ないフライトはキャンセルするという発表をしています。
 当方も悩みに悩んだ末、夏の休暇のフライトを延期したのですが、帰りの便がキャンセルになっていて、翌日には行きの便までもなくなっていました。これでは、これから計画する旅行も立てられません。しかも、フライトがキャンセルになった連絡は来ていません。当日までチェックしなかったら、自分の乗る飛行機がなかった!なんてことになりかねません。
 すでにフライトを予約している人は、毎日チェックすることをお勧めします。サポートの電話もほぼ繋がりませんので、メールや問い合わせフォームなどで航空会社に出しておいて、問い合わせ番号だけでも取得しておくと良いでしょう。

国境が開くことに不安なスイス人

 スイス人だけでは無いと思いますが、国境が開放されたら、欧州内の人の動きが一気に変わり心配している人も多いです。これまで各国で対策を練り、感染拡大を抑えて来た国でも、欧州内で大きく人が動けば、コロナウィルスの感染が再拡大しないとも限りません。そうした状況が悪化すれば、また国境を閉めるなんてこともあり得るわけです。
 現在の状況を見る限り、おそらく夏はスイス国内での人の動きが増えて、地中海の島などはすいているのでは無いかと思いますが、15日の国境開放がどう転ぶかはまだわかりません。
今月末か夏休みの始まる7月初旬、中旬と段階的に様子を見て、各リゾート地の対応を今年は観察して見るという人もいます。

スイス国内の休暇へシフト

 何れにしても、夏は経済を動かすことが決まっているので、人の動きは止められませんが、自分がどう動くかは本当に判断が難しいところです。飛行機での移動は延期にして、やはりいつでも家に帰れるように車での移動を中心とした休暇にはなりますが、現地での病院や医療の体制など、持病のある方は気になるでしょう。スイス国内の観光地に人が殺到すれば、現地の医療機関がいっぱいになる可能性もありますが、スイスは幸いそれほど大きな国では無いので、緊急時はドクターヘリで別のカントンの病院に飛ぶこともできます。

 すでに収束ムードで、多くの人がもうウィルス感染を気にしていない雰囲気ですが、新規感染者も日によっては20から30名ほど出ています。確かに以前のような怖さはなくなって来ていますが、ニュージーランドのようには、まだ終息宣言を出せないでしょう。マスクや消毒液はまだまだ必要になりそうです。