スキーでの事故

ヘルメットの着用

毎年多くのスキーヤーが転倒事故などで病院に搬送されます。スキー場周辺の病院では、夏の時期の何倍も怪我人が搬送されるそうです。

スイスのスキー場に行けばわかりますが、ヘルメットをしている人がほとんどで、100%に近い割合でヘルメットの着用は浸透しています。

転倒して足や腕を怪我しても、頭を強打した場合は命に関わります。

寒さも防げて頭部も守れるので、デメリットはありません。

ただし、強度の弱い安いヘルメットもあるので、きちんと評価のあるメーカーのヘルメット購入をお勧めします。

平坦な斜面で転倒

急斜面や上級者コースで無理をして、怪我をする場合もありますが、意外に多いのが、平坦な緩い斜面での転倒事故です。

スピードもそれほど出ていないですが、何かの拍子でバランスを崩して骨折という例があります。

突然斜面に叩きつけられる感じですので、スピードが出ていなくても結構な衝撃を受けます。

しかも、緩い斜面で安心しているので、膝や腰にも力が入っておらず、受け身を取りずらいようです。

コース外の滑走は論外

毎年ニュースにもなる、いわゆるバックカントリーの滑走は当たり前ですが危険ですしルール違反です。

スキー場側が、コース外としてネットを設置している場所は危険だからですが、上から見れば新雪の上を滑れそうに見えます。

スキーに自信がある人でも、新雪では板を取られがちです。それが森の中だと、木に衝突して大怪我をする人もいます。

コースが設置されていない場所で滑り、遭難事故のニュースは毎年どこかで見ます。

多くの救急隊や周りの人にも迷惑ですので、コース外の滑走は絶対にしないことです。