12月4日の土曜日に放送された、スイスでも人気のあるドイツの人気番組、「Wetten, dass?」の生放送中に、足に装着した竹馬で、走って来る車を飛び越えるスタントに挑戦していた23歳の男性が、3回目のジャンプで車に接触し、頭から落下。意識を失った。
 生放送中の出来事に、会場は静まり返り、番組は29年の歴史で初めての中断となった。
若きスタントマンはデュッセルドルフの大学病院に緊急搬送されたが、意識不明の重体。脊髄を損傷しており、緊急手術が行なわれ、命に別状は無いと発表されたが、意識はまだ無い様子。

 「Wetten das?」は、年に4、5回行われるドイツZDFの人気長寿番組で、スイスをはじめ、オーストリア等ドイツ語圏を中心に人気のある番組。毎回、豪華なゲストを呼び、一般応募者のスタントなどのショーも定番となり、ドイツやスイスの街にもやって来るので、知らない人はいない程の人気番組。司会のThomas Gottschalkは、過去に出演者の骨折などの事故はあったが、今回のようなひどい事故は初めて。非常に残念であり、怪我をしたスタントマンの回復を祈りますと、ZDFのニュース内でも伝えた。

 TV評論家は、人気が高まるにつれて、年々イベントやスタントの内容の危険度が問題視されており、今回の事故を受け、番組内容の見直しが求められるだろうと語っている。