ファスナハトの時期になりました

ファスナハトは毎年時期が異なる

このサイトでも以前紹介したのですが、ファスナハトの時期は毎年異なります。今年は、スイス最大のバーゼルが、3/2の月曜日の早朝のMorgenstreichから始まります。このバーゼルがトリですので、すでに他の地域では終わっているところもあります。

今年のテーマはやはり環境

毎年社会風刺を山車に描いて、街を練り歩きますが、今年は環境活動家のグレタさんの風刺が多いようです。
飛行機での移動を自粛して、船で海を渡りアメリカ大陸へ上陸しました。彼女の意見に賛同した人が多く、社会現象となり、世界各地でデモや集会が起きました。
それでも、グレタさんのために協力した人が飛行機で帰ったり、矛盾している点もあるとメディアはつつき、叩かれることも多かったグレタさん。まだ10代の女性ですが、その意思は強く、メンタル的にも相当なものでしょう。
本人もここまで大きな活動になるとは思っていなかった節がありますが、大きな提案を世界に示したと言えるので、ファスナハトのテーマになって当然でしょう。

今年は暖かいファスナハト

今年は、欧州が冬の嵐に見舞われて、天気は不安定な日が多いですが、比較的暖かくいわゆる暖冬です。
雪も少なめで、客足が遠のいているスキー場もあるようです。
参道で見ている側としては、寒すぎないのはいいことですが、なんだか物足りない気もします。

無礼講のお祭りだけに、酔っ払いに注意

どこのお祭りもそうなのかもしれませんが、酒が入って、大暴れする人が必ずいます。バーゼルのファスナハトも例外ではなく、特に夜になって、酒に酔ってそこら中で喧嘩があったりします。警察も至る所に待機しており、救急車の音もよく聞きます。
実は今年は筆者はバーゼルのファスナはと期間は不在で、地元のファスナハトに昨日行ってきました。今年はあまり気が乗らず、行くつもりはなかったのですが、夜は各グループのコンサートがあるので、それだけ誘われて見に行ってきました。
夜に見にくのは久しぶりでしたが、そこら中アルコールの匂いで、危ないのが道路に割れた瓶がたくさん落ちています。ゴミや紙吹雪はもちろんですが、昼間のゴミがそのままですので、夜はビールの便などが至る所にあり、割れた状態ですので更に危険でした。

完全に酔っ払い、大声を出している人や、見知らぬ人同士抱き合っていたり、酒の力を借りて、何でもあり状態の様子があちこちで見れました。
言い過ぎかもしれませんが、いつも平穏な小さな街が、映画で見る荒れ狂ったスラム街のようでした。

とにかく、毎年参加している人は、1年の中でも大きなイベントであることは間違いないです。それとは逆に、ファスナハトが嫌いで、この時期はスキーや海外に旅行に出てしまう人もいます。
そんなファスナハトですが、毎年春の訪れを感じさせるお祭りとなっていて、自分自身もこちらに生活が根付いているのだなと感じる瞬間でもあります。