整体ともカイロプラテックとも違う
先日初めて、オステオパシーという治療を経験しました。
以前から痛めていた腰の痛みが、いわゆるぎっくり腰で酷くなったので、一度診てもらうために行きました。
スイスでは、この療法がポピュラーらしく、予約がなかなか取れません。
実際、電話してみると夏まで空きがないが、キャンセルが出たので、運良く診てもらうことができました。
日本では馴染みの少ないオステオパシーですが、体の歪みや痛みなど、不調の原因を患者の生活習慣から見つけ出し、その人の治癒力に基づいて行う施術だそうです。
カイロプラテックのように、骨を鳴らしてする施術とは違うようですが、何度か通うことで、背骨の歪みなどを治していくこともあります。
痛みの原因となっている箇所を見つけるために、いわゆるツボを探し施術します。
日本人が馴染みのある、指圧マッサージや整体と似ている感じがしました。
椎間板ヘルニアの患者
オステオパシーに通う患者さんの中には、椎間板ヘルニアを患っている人が多いようです。
もちろん、腰痛や肩こりなどの軽度の症状の人も通いますが、ヘルニアの場合は深刻ですので、長く通うことになるそうです。
実際、ヘルニアでオステオパシーに通っている知人がいますが、徐々に改善しているそうです。
施術後
また、施術後は、筋肉痛や頭痛を引き起こすこともあり、実際、施術前にそういうことがあるのでご了承くださいと言われました。
普段の生活によって起きる身体の歪みを修正するために、施術者は丁寧に身体を診ていきます。
押す場所によっては、当然痛みを伴います。施術したときは、痛みはだいぶ取れていたので、我慢できない痛みではありませんでしたが、実際にツボを発見されて押された時はかなり痛かったです。
触ればどこに原因があるかわかるようで、施術の最後には自宅でできる軽いストレッチの運動を教わりました。
就寝の際の枕の位置や、マットレスの高さなどのアドバイスをもらい、1週間様子を見ることとなりましたが、まずは自分の身体を診てもらうことで、今後生活の中で気をつけていくことができます。
内臓疾患の可能性も
予約をした時は、すごく痛みがあったので予約したのですが、施術日当日には痛みはだいぶ治っていたこともあり、1回の施術でものすごく改善したとか、痛みが突然消えたということはありませんでした。
ただ、自分の身体の状態を知ることで、これから改善を試みていくきっかけになりました。
また、施術後半は、腹部を中心的に施術され、内臓の調子も腰痛に関係することがあるとのことでした。実際、自分の場合は過去の病歴からも内臓の不調が腰痛になっていたこともあるので、両方の面から気をつけないといけない事も再認識できました。
これまで無頓着だった身体のメンテナンスも定期的に必要になってきていることはわかりましたが、自分に合う施術師を探すにも時間がかかったりしますので、地道にケアしていき、大きな病気を防ぐ事が大切かもしれません。