飛行機チケットの有効期限

フライトの変更で気がついた期限

 今まで何度も飛行機には乗っていますが、あまり気にしていなかったチケットの有効期限。今回新型コロナの影響で、フライトの変更を余儀なくされた方も多いと思いますが、当方もその一人。各航空会社が、新型コロナの影響で変更無料を発表してから、フライトの変更をしましたが、今回のフライトは、自分としては珍しく1年近く前にオンラインで発注しました。4月のフライトを昨年の5月に予約するという、おそらく今までで一番早い予約をしたと思います。その時は何も考えずでしたが、それもそのはずでフライトを変更したことはこれまでありませんので、まさか最終的に飛行機が飛ばないなんて予想すらできませんでした。
 欧州での乗り換えの際、フライトが遅れ2度ほど乗り継ぎ便の飛行機を逃した経験がありますが、それでもスムーズに次の便に乗ることができました。

 そして、今回変更無料のはずが、有効期限内での変更ではなかったために、有効期限を伸ばすための手数料を取られました。大した金額ではないですが、有効期限のことを全く考えてなく、今後は少し慎重にフライトをブッキングしようかと思いました。今回は、世界的な規模でのウィルス拡散によるフライトキャンセルや変更ですが、例えば、自分や家族が病気で飛行機に乗れない場合など、有効期限内に変更ができなければ、最悪チケットを失う可能性もあるからです。
 コロナの特例措置がなければ、有効期限延長を手数料でできたかどうかはわかりません。今回のケースは異例の自体なので、航空会社の電話オペレータも把握しておらず、何度も確認をしていました。

スイスでは半年前に予約は当たり前

 あくまで自分の周りの人の話ですが、来月休暇に行くのに、フライトをまだ取っていないなど、そんなことはスイス人にはあり得ません。よっぽど、急に時間ができてならわかりますが、半年か1年前から休暇計画を練って予約をします。スキーの休暇などでは、帰る際に来年の予約をして帰る人も多いです。



世界周遊券

 有効期限で思い出すのが、世界周遊航空券。私は使ったことがないのですが、留学などをして、その後旅に出るパターンの人は利用者が多かったと思います。いわゆるバウチャーですので、期間内に行き先をその都度決めて使う航空券です。便利ですが少し割高でもあったと思います。
 自分が海外留学や旅をしていた頃は、行き先の旅行代理店やチケット販売店で、次の飛行機のチケットを買ったりしながら、宿も含め行き当たりばったりの旅でした。幸い日本のパスポートは、ビザなしで入国できる国も多いので、あまり困ったことはなかったと思いますが、タイなどのアジアの国を経由してバックパックで欧州に入国した際は、流石にバックパックを入念に調べられました。

ホテルのキャンセルについても、利用条件や規約をよく読んでおくと良い

 予約したら、いつもはあまり読まない規約事項ですが、ホテルなどの予約もキャンセルできるものとできないものがあります。今回、日本でホテルを予約した際に、ある予約サイトを利用しました。期間限定のスペシャルプライスで、4つ星のホテルに泊まれるプランでしたが、キャンセルは不可の条件でした。
 そのため、返金は諦めていましたが、フライトがキャンセルになり宿泊できない旨をホテル側にコンタクトしたところ、今回特例で、予約したサイトで返金できる可能性があるので、確認してみてくださいと返信がありました。予約サイトの管理画面から、キャンセル手続きのページを探しますが、見つからず。電話番号すら出てこずで、困ってグーグル先生に聞いてみてもわからずでした。翌日も予約サイトを見ていると、一瞬キャンセルの電話番号が出ましたが、すぐに消えてしまいます。
 その後、新型コロナによるキャンセルはこちらからというリンクが表示されて、クリックするも、単なるFAQページという始末。この時点ではほぼ諦めていました。

突然キャンセルボタンが出現

 最初から返金は期待していなかったので、まあいいかと思っていたら、翌日なんとキャンセルボタンが管理画面に表示されています。半信半疑でしたが、押してみると「ご予約のキャンセルと返金手続きを受け付けました!」と画面が出ました。
 その後キャンセルのメールも届いて、翌週カードのオンライン明細を見てみると、ちゃんと返金されていました。

 ブッキングサイト側も航空会社も旅行代理店も現在は、そうした対応で忙殺されていると聞きます。航空会社では、フライト数日前までキャンセル手続きを受け付けないとしている会社も多く、来月のフライトを変更するというのは、現在できないようです。あまりにお問い合わせの電話が多くて、対応し切れないからということでしょう。

 とにかく、あまり早すぎるフライトの予約は今後気をつけねばいけないと思いました。コロナウィルスは今後変異して、年中どこかに残るであろうという話も聞きますし、いつどんな事で予定がキャンセルになってしまうのかもわかりません。地震や火山噴火、自然災害はいつでも起こりうる事ですが、こうしたウィルス拡散も今後は頭に入れて行動しなければいけません。