イースターに結局遠出するスイス人

イースターに南へ行けないとわかり

 このイースターの週末は、ティチーノをはじめとする南部スイスへの旅行がダメになった人も多く、民族大移動はしないで、大人しく家にいると思っていたのですが、どうやらアッペンツェルの山にハイキングをしに出かけた人が大勢いた様です。駐車場にはなんと300台の車が。さすがに警察が取り締まりを行い、途中で通行止にした様ですが、やはりこの晴天には勝てず家を出てしまったか、、、という感じです。
 
 気持ちはものすごくわかります。この天気で外に出ないなんて勿体無い。その通りです。しかも、連日の外出自粛、ホームオフィスで疲れている人も多いでしょう。出かけたいです。衝動に駆られます。近所では、5人以下ならOKとばかりに、友人家族を呼んでBBQの人もいました。もはや人数の問題でもない気がしています。
コロナウィルスなんて、どうでも良いと思う人もいたり、神経質に気にする人がいたり、結構差がある様に思えます。でも問題は、人が動く事で、ウィルスが拡散する可能性が出る事。途中で寄ったガソリンスタンドで、給油ホースに触って感染する事。そんな風に思ってしまうことが、当たり前になっている自分が嫌になってくる時もあります。

次のテーマは夏の休暇

 今は、もっぱらこの自粛生活がいつまで続くのか。経済活動はいつ再開するのか?そして、今一番のテーマは夏の休暇にいけるのか?ということです。スイス人は、もう半年か1年前から休暇の計画を立てて、すでにブッキングしている人がほとんどです。我が家もすでにブッキングしていて、行けるかどうか分かりません。選りに選って、国外へ飛行機で行きます。ちなみにこのイースター休暇は日本にいるはずでしたが、飛行機が飛ばずキャンセルしています。
 個人的には、休暇がダメになっても命に関わる事ではないし、大したことではないと思っています。もちろん残念ですが、他にもっと大変な状況の人がいます。ただ、ホテルや旅行代理店など、キャンセル作業に追われている会社やホテルを経営している人など、このままだと観光業がダメになってしまいます。いつかは落ち着くのでしょうが、その時には手遅れな会社だってあるわけです。

 朝起きてラジオをつけても、TVをつけても、PCをつけても、まずはコロナウィルスの情報です。そろそろこの単語はいいかなあと思いつつ、今後の先行きがこのウィルスの収束にかかっているのかと思うと、ため息が出ます。
 そんなことを考えながら、イースターを過ごしましたが、皆さんはどうでしたでしょうか?