元旦から暗澹たる幕開けの令和6年
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
2023年は戦争のニュースが多かったですが、今年はどんな年になるだろうかと、年末に家族や友人とも話をしていました。
そんな中、年が明け、元旦の能登の大地震に衝撃を受けていると、翌日、羽田空港での旅客機の接触事故で、海保の隊員が5名亡くなるという大惨事。ちょっと信じがたい光景に目を疑いました。
ボーイングが燃える映像をスイスのTVで見たときは、379名の乗客の命が助かったのが奇跡にも思えました。
乗務員の方達の的確な判断と指示が救った命だと思います。
管制官の指示、パイロットの判断ミスか?
この事故については、すでに調査が始まっていますが、海保のパイロットのミスなのか、管制官の指示のミスなのかということが争点になっていて、報道では海保のパイロットが離陸の許可を得てない状態で滑走路に進入したと見られています。
管制官側も海保の機体が、滑走路に進入していたのを見落とした可能性もあり、まだこれから検証がされることになるでしょう。
管制官のドキュメンタリー
昨年、スイスのTVで、チューリッヒ空港の管制官の仕事を追うドキュメンタリーをみました。
とても責任の思い仕事で、年収はたしか日本円で4−5千万円かそれ以上だったと思いますが、あまりのプレッシャーから応募は少なく、辞めていく人も多いそうです。
それもそのはずで、管制官の指示が1つでも間違えば、今回の羽田空港のような大事故が起きてしまうからです。
乗客の命を預かっているのは、パイロットだけではなく空港の管制官も同じです。
普段はあまり気にしなかった管制官の仕事ですが、このドキュメンタリーをみて意識するようになりました。
離発着する飛行機の数もチューリッヒならかなりの数です。
もちろん、日本の成田や羽田も同じですが、なぜこのような事故が起きたかしっかりと検証し教訓にしてほしいと思います。
大変なスタートとなってしまった日本ですが、前を向いて進める一年になってほしいと願います。