気温上昇に伴い体調にも注意

日も長くなり、気温も上昇

ここ数日で、長い冬のトンネルをもうすぐ抜けれるかのような気温の上昇と日照時間の長さになってきています。先日のマイナス気温の続いた日からすると落差が激しいですが、もうすぐ春が来るような雰囲気です。とはいえ、まだまだ2月のスイスですので、おそらくあと何度か冷え込むと思いますが、日の出が早くなっているのは確か。春先には気温の上昇とともに体調を崩す人も多いです。

頭痛や花粉症

特に偏頭痛などになる人は多く、天気にも左右されるので、急に気圧が上がったり、フェーン現象が起きたり、雪が降る前に偏頭痛になる人もいます。
偏頭痛は予兆があるので、その際に薬を飲めれば、ひどい頭痛は来なくて済みますが、タイミングが合わない場合は難しいです。ひどい人は寝込んでしまう人もいますので、単なる頭痛と思わずに、頻繁に起こる場合歯医者に行くのが良いでしょう。処方箋無しでは買えない、強めの薬を出してもらえます。

それから、花粉症です。花粉症は日本ではスギ花粉ですが、欧州では芝の花粉が有名です。芝も花粉を撒き散らすので、これに反応する人も多く、スイスに移住した日本人でもなることがあります。実際にこの芝の花粉症になった人が、日本に帰ったときに医師に相談した際、「そんな花粉症は無い」と言われ、驚いたそうです。それは単にその医師の知識不足かもしれませんが、それほど日本では認知されていない花粉症なのかなと思います。

日照時間も影響

日照時間の長さも、日本に比べると少ない欧州の冬ですが、やはり日の光を浴びるということは大切で、精神的にも影響があります。何も無いのに、気分が落ち込んだりすることはあると思いますが、この冬の暗さに悩む外国人は多いそうです。特に南米や東南アジアなどからの移住者は、スイスの冬に慣れるまで時間がかかります。日本人ですら、この寒さと暗さは堪えるものがありますが、南国の人にはきっと辛いでしょう。

暖かくなると気分は上向きますが、頭痛や花粉、マダニの活動も活発になるので色々と注意も必要です。
毎年同じことですが、1年も経つと忘れがちです。徐々に春への準備をしたいと思います。