前年予約は普通のスイス
スキーでも夏のビーチホリデーでも、1年前から宿泊施設を抑えておくのが普通のスイス。そんな前からと思いますが、会社でも1年の最初の頃に年間の大体の休暇のスケジュールを聞かれますので、仮ですが提出します。子供のいる人は、子供の夏休みや冬休みに合わせて取りますし、子供のいない人はその時期を外せば、リゾート地で静かに過ごせる上、休暇ハイシーズンから外れるため安かったりと、どちらにも利があります。
コロナでホリデー市場もかなり縮小されてしまいましたが、昨年夏には、スイス国内の需要が伸びました。スキーはもちろんスイス国内で過ごす人が多いようです。しかし、今シーズンはやはりコロナの影響がありますので例年に比べても少なめ。カントンによっては閉鎖しているスキー場もあるため、来シーズンに期待している人も多いでしょう。
コロナのワクチンが出始めて、感染がいつ頃おさまるのかは不明ですが、希望が少し持てたこともあり、既に来シーズンのスキー場のホテルやアパートメントが埋まりつつあります。
特に家族向けのアパートメントは、すでに年末の予約が埋まりつつあるようです。さすがに来年2022年のスキー休暇時期はまだ余裕があるようですが、ワクチンの効果が出始める頃には、おそらく予約で埋まるでしょう。夏にはコロナが少し収まり、昨年のように少し動きが出るのではないかなと思いますが、ホームオフィスなどで、ネットを活用する時間も増えて、休暇の計画をいつも以上に綿密に立てている人もいます。
いつでも予約ができるように、スタンバイをしているスイス人。
スイス人に限らず、すべての人が普通の生活を取り戻すべく耐える冬になります。