スイス人のID/身分証
先日、休暇から戻り、家族のIDを紛失していることに気がつきました。イタリアの宿泊先でIDを提示したのを最後に、どこにも見当たりません。
スイス人のIDは、パスポートがなくても欧州国への出入国は可能なので、通常パスポートは持っていきません。
なので、欧州域を出ない人は、パスポートを持っていない方も多いのです。特に高齢者がそうですが、IDだけで事足りるわけです。
在留邦人の場合は、滞在許可証と日本のパスポートが必要です。国境でもほとんどチェックされませんが、在留邦人の場合、スイス国外に行く場合は、パスポートは携帯しなければなりません。ちょっとした買い出しでもです。
そんなわけで、どこを探しても出てこないので、紛失したのでしょう。盗まれたとも思えません。
ただ、IDを悪用される可能性もあるため、再発行の前に届出をしなければいけませんが、どうやら警察署に紛失届を出すことになるそうです。
紛失したIDを無効にしてから再発行になるそうです。
警察の人によると、IDの紛失は毎日1、2件あり、コロナパンデミックになってから提示する機会が増えたこともあり、紛失届も増えたそうです。
日本のパスポート紛失は大使館へ
通常、海外で日本のパスポートをなくした場合、その国の日本大使館へ届け出ることになっています。
毎年観光客の人がカバンを盗まれたり、スリにあって、カードからパスポートまで無くしてしまった場合、飛行機にも乗れませんので、大使館で再発行してもらいます。
バカンスシーズン、どこに行っても盗難や紛失のリスクはあります。
ちなみに、日本とスイスのパスポートは、世界でも価値の高いパスポートとして1位2位を競い合っています。
ビザなしで行ける国の数で評価されているわけですが、最も信頼されているパスポートです。
そのことを考えると、IDといえども、何かしら犯罪に利用される可能性はあるわけで、非常に怖いことでもあります。
余計なトラブルを避けるためにも、うっかりがないように意識して行動しなければなりません。
バカンスに限らず、普段の生活でも気をつけないといけないなと改めて思います。