車でスイスを出国する際の注意点
スイスで登録した車で、お隣の国に行って買い物をしたり、旅行をしたりする人は多いと思います。
それは自前の車であっても、レンタカーであっても同じですが、スイスで車両登録した車で、隣国を走る際にはいくつかルールがあります。
まず、CHと記載のあるステッカーを車の後方に貼らなくてはいけません。実はこれ義務なんですが、多くのスイス人は知りません。
見た目も悪くなるので、あえて貼らない人も確かにいます。
スイスのナンバープレートだから、それだけでもスイスから来た車というのはわかるはずですが、隣国、特にEU国の場合は、このステッカーが無いとダメです。
交通課の警察に注意されて罰金を払ったという人は、周りでは聞きませんが、実際には少数ですが罰金を払ったスイス人もいるそうです。
規則としては、このCHのステッカーとパンクなどの車両の故障時に用いる、赤い三角表示板と黄色かオレンジのベストを登載していないとルール違反になります。
三角表示版と黄色のベストは、車が故障しない限り使わないですが、CHのステッカーは、スイスから出国したら、ちょっとの買い物であっても必要です。
最近は、マグネット式のステッカーがありますので、車のボディがシールで汚れることも少なくなりました。
よく長年シール式のCHステッカーを貼っていて、シール除去に失敗して汚くなっている車を見ます。どうやら昔のものはきちんと取れないようです。
バイクも同様で、バイク用のサイズのCHステッカーがホームセンターなどで販売されていますので、そちらを貼らなければいけません。
レンタカーは、ほとんどの場合CHステッカーは貼ってあるはずです。
スピード違反なども、隣国で設置のスピードカメラ(オービス)などで違反切符を切られた場合、1ヶ月後くらいにその国の警察から違反の知らせと罰金の振込先が記載されて送られてきます。
違反した場合、欧州内では、まず言い逃れはできないでしょう。
欧州各国を車で旅することができる反面、各国の交通ルールを知っていないと、痛い目に合うかもしれません。
たった一枚のCHステッカーがなかったために、旅の思い出が台無しにならないよう、旅先の交通事情も調べておくと良いでしょう。