
スイスではチョコよりもお花?
スイスのチョコレートは言うまでもなく有名でおいしいですが、バレンタインデーと言っても、そこまでチョコレートで盛り上がっている様子はありません。日本では、デパートの地下で、チョコレートメーカーが集まり毎年大きなイベントになっています。スイスのチョコレートももちろん人気のようです。
そもそも、日本のように女性が男性に贈るものでもなく、どちらかといえば、男性が女性にお花を贈るイメージがあるスイスのバレンタイン。女性が男性に本などを贈る場合もありますが、同僚や上司に配る義理チョコなんてものもありません。
日本の女性会社員は大変だなあと思うのですが、スイスでは、そんなこともなく、バレンタインを知らない人も。
ホテルやレストランの特別メニュー
いまいち盛り上がりに欠けるスイスのバレンタインデーですが、ホテルやレストランは、一応バレンタイン特別メニューを用意しているところもあるようです。他にも、ウェルネス施設がカップル用に特別プランを設けたり、商品販売のための宣伝にバレンタインを利用したりと、どちらかと言えば、バレンタインを理由にしたセールや特別プランの販売が目立ちます。イベントごとはなんでも利用して、セールに繋げるのはどこでも一緒です。
誰かに告白するために、この機会を利用すると言うのはあまりなさそうです。日本でも中高生まででしょうか?
そもそもはバレンタイン司祭が処刑された日
バレンタインデーの起源は、1207年当時のローマ皇帝であったクラウディウスが、兵士たちの結婚を禁止していたそうです。その規定を破り、若者の結婚式を執り行っていたバレンタイン(ヴァレンティノ)司祭が処刑されてしまった日です。
その理由から、後に、バレンタインと恋愛が結び付けられて、祝うようになったそうです。
そうでなくても、チョコレート消費量が非常に多いスイスの人たち。原材料費の関係で、チョコレートも高くなっていますが、バレンタインに関係なく、チョコレートはたくさん食べるようです。