新型コロナウィルスのテストが無料

新型コロナウィルスのテスト無料

 本日、スイス政府の発表があり、6/25からコロナテストの無料化を決定しました。同時に新型コロナウィルスの感染マップ、SwissCovid Appも明日からトレースが実施されます。スマートフォンには、アプリのダウンロードがそれぞれアンドロイドとアップル社のiOSで利用できます。

 この2つが明日から同時に実施されるということで、テストの無料化もデータ数を上げたい意向が見えてきます。アプリはもちろん任意ですが、自分の周辺に一定時間、一定の近距離に、コロナの感染者がいたことを知らせてくれるものです。その場合は、コロナウィルスの検査をするようにスマートフォンにお知らせが出て、隔離になる場合もあります。

隔離期間も給与は支払われるべき

 コロナウィルスに感染、もしくは身内に感染者が出てしまい隔離の場合は、その期間の給与も支払われるべきというのが政府の見解です。ただし、感染の確認ができていないのに、自主的に自宅待機などをした場合や、感染が認められない場合などは、その対象では無くなります。ただ、その基準がまだ少し曖昧なようですので、これから詰めていくという印象を受けました。

国境開放から少しずつ上がる感染者数

 スイス政府によれば、感染者数はピークに比べれば当然おさまってきていますが、感染者報告数が少し多い日もあり、まだまだ注意が必要だとはっきり言っています。それでも、街に出ればマスクをしている人はわずかです。ドイツやフランスでは、公共交通機関、スーパーなどではマスク着用義務で、場合によっては罰金もあり得るそうです。
 あくまで強制をしないスイス政府ですが、少し気が緩んでいるのは否めません。また、大量のデータを扱うことにも、まだ警戒している人もいて、スイス政府とETHなどが協力して、セキュリティも強固なものを作ったということですが、リスクが全くないわけではありませんので、今後アップデートをしながら対応していくと思われます。

 アプリをインストールするかは個人の意思ですが、やはり監視されることに抵抗がある人も多く、感染者が近くにいたばかりに、隔離の対象となってしまうことを恐れる声もあります。データの収集と追跡は非常に有用な反面、これから運用していくにつれ、アプリの不具合やミスもないとは限りません。最悪、隔離対象になり、仕事に行けなかったり、休暇をキャンセルしたりということになります。
 少し様子を見てからという人も多いと思いますが、手洗いうがい、マスク着用をまずは心がけて不要な外出を避けておくべきかなと、改めて思います。