黄色い横断歩道とロータリー式交差点
近所にロータリー式交差点があり、黄色い横断歩道があります。どこにでもある交差点ですが、夕方から夜にかけて、帰宅ラッシュの時間帯は、この道路の危険度は増します。
歩行者が横断歩道を渡ろうにも、車がなかなか止まってくれないからです。この地域では、住人には危険な交差点と認識された交差点ですが、昨晩まさしくその時間帯に、その交差点の横断歩道を渡りました。
普段はほとんど徒歩では行かない交差点ですが、交通量も非常に多い時間帯です。
そして、横断歩道を渡ろうと思ったら、30m手間から猛スピードの車が走ってきたので、これは止まってくれないなと確信して、渡らずに待っていましたが、横断歩道に差し掛かるところまでスピードを落とさないので、思わず手をあげて、「止まれ!!」の合図をしてしまいました。
すると、車は急ブレーキを踏み、5mほど滑りながら止まりました。
信じられない態度のドライバー
スイスでは、ドライバーがびっくりするので、おそらくやってはいけないジェスチャーだそうですが、あまりにも危険なのでつい手をあげてしまった訳です。
信じられないのは、その直後でした。
横断歩道を渡ると、その車のドライバーはこちらに対して、クラクションを鳴らし、アクセル全開、猛スピードで去って行きました。明らかにこちらに文句を言ったようです。
全く信じられない態度です。もしかしたら、人を横断歩道上ではねていたかもしれないのに、どこまで自己中心的なのか。
夜は暗くて、歩行者も見えづらいです。それなのに、あのスピードで進入してくるドライバーにびっくりです。噂通りの危険な交差点でした。
皆家路を急ぐのはわかりますが、人をはねたら、人生そのものが変わってしまいます。
あのドライバーも、急ブレーキを踏んでショックだったかもしれませんが、冷静に考えて気をつけてほしいものです。
ハンドルを握ると、人格が変わってしまうような人は確かにいますが、マナーの悪い人はどこでにもいます。
自分が運転をしていても、前後にそうしたマナーの悪いドライバーがいると、車線を変更するなど、なるべく離れるようにしています。
最近はスマートフォンを見ながら、横断歩道を渡る人もいるので、ドライバーも注意が必要です。
黄色い横断歩道優先でも
スイスの黄色い横断歩道では、完全に歩行者優先で、他の国よりも厳しく、ほとんどの運転手が手前で止まります。他の国へ行くと、横断歩道でも止まってくれないことの方が多いです。
歩行者側も、その感覚で全く確認せずに、横断歩道を渡り始めると、危ない訳です。自分が昨晩経験したように、明らかに止まれないようなスピードで突っ込んでくる車もいるからです。
一番気をつけているのは、アイコンタクトです。運転手と歩行者がアイコンタクトをとって、渡ってくださいと言うように合図をすれば、事故は避けられます。
歩行者側も、運転手側も双方の注意が必要です。