4月1日からスイスの新型コロナウィルス感染予防対策は一旦終了へ

スイス政府発表 3/30日付

スイス政府は、新型コロナウィルスの感染防止対策のタスクフォースを解散し、特別措置を終了すると発表しました。ただし、2023年の春までは、暫定的にこの体制を維持します。
また、感染者の隔離義務も廃止となります。
日本からスイスへの入国に関しては、ワクチンの接種証明書、回復証明書を提示し、入国の制限が適用されます。18歳未満の未成年者は保護者同伴で認められます。

スイスコロナアプリも停止、データは削除

コロナアプリも一時的に停止されますので、データはいったん削除されるようです。今年の秋から冬がまだどのような感染推移を見せるかは不明なため、アプリのシステムは残すようです。

ドイツ語:https://www.admin.ch/gov/de/start/dokumentation/medienmitteilungen.msg-id-87801.html
フランス語:https://www.admin.ch/gov/fr/accueil/documentation/communiques.msg-id-87801.html
(参照、スイス政府ウェブサイト)

電車やバス、公共交通機関のマスク着用も解除

公共交通機関でのマスク着用義務もなくなりますので、より注意が必要になってくる人もおられるかもしれません。持病や家族に高齢者、リスクの高い健康状態の人がいる場合、家庭にウィルスを持ち帰らないように、自己判断でマスクの着用を継続した方が良いかもしれません。

この2年ほど続いたコロナ感染防止対策が解除されることを受け、概ね歓迎ムードですが、一方で、持病のある方や高齢者には脅威になっているとも聞きます。
病院や医療関連施設では、引き続きマスクの着用を求める施設もありますし、自身が風邪をひいているなどの場合は、当然マナーとしてマスクをした方が方が良いでしょう。

最初のお店やレストランなどでの、マスク着用義務廃止の時は、ほとんどの人がマスクを外していたのですが、最近になり感染者が増えたことも影響してか、またマスクをしている人を見かけます。
スイス政府が発表する、新規感染者数は減少傾向であるものの、コロナ検査に行かない人も増えたため、5日間の自宅待機で職場や学校に復帰するケースが多いようです。
軽い風邪程度であれば、コロナウィルスに感染していても、検査なしで待機だけで復帰してしまうので、実際にはもっと多いのかなと思います。
マスク嫌いのスイス人ですから、自主的なマスク着用はあまり期待はできないかも知れませんが、感染が心配な方は、これまで以上に感染防止を心がけたほうが良さそうです。

いずれにせよ、コロナパンデミックがひと段落しつつあるスイスです。