大麻草を使った商品はどんどん増えている
以前も紹介した大麻のアイスティーがありますが、最近では大麻を使ったいろいろな商品がスーパーの店頭に並んでいます。スキンケアのクリームにも大麻が入っているものがあります。
先日も新しい大麻草入りの茶葉を発見しました。大麻の含有率は法律に基づいて、１％未満となっているため、スイス国内で合法な商品です。が、くれぐれもスイス国外に持ち出さないようにしてください。
こうしてみると、大麻関連の商品は確実に増えていて、特に青少年にとっては身近に手に入ってしまう商品となっています。スイスでは、街を歩けば必ずと言って良いほど、どこかで大麻の匂いがします。
もちろん、購入できるのは成人した人ですが、購入して家で小さい子供やペットが誤飲なんてことはないのか心配です。特に大麻入りにクッキーなんてのもありますので、小さな子供は知らずに食べてしまいそうです。
手作りの大麻入りクッキーを学校で配って、問題になったこともあるスイスですが、日本はもちろん、他国とも考え方が違うようです。
スイスの麻薬対策
スイスの麻薬対策も以前紹介したものですが、こうした背景を知ると、大麻入りの商品がお店に並んでいるのも少しだけわかる気がします。
成果をそれなりに上げているのなら良いという考えでしょう。発想の転換をし、それを合法化することで麻薬の密売を撲滅したいスイスですが、他国とは認識の違いもありまだまだのような気もします。
この方法が有効であるならば、すでに多くの国が導入をしていてもおかしくないですが、欧州国内でもスイスやベルギーなど数カ国にとどまります。
大麻草の商品が増えることに大きな不安はないですが、ドラッグに対する認識を若い世代が軽いのではないか？という点は少し心配です。身近にある大麻商品と街中に漂う大麻草の香りで、手が出しやすくなっている気もします。
いずれも健全な若者には不要なものでしょう。
