銀行振込用紙廃止でQRコード化

金融機関や保険会社からの通知

2022年の9月30日をもって、オレンジ色の振込用紙が使えなくなります。

そうした知らせを以前にいくつかもらっていて、今月に入ってからも別の通知が届きました。その引き落とし先機関は、QRコード引き落としを即適用とする、となっていたので、半ば強引な気もしましたが、来月分からの引き落としもされなく可能性があり、ご注意くださいと書かれていました。

しかし、よく見ると口座番号そのものが変わっていて、これではQRコードの云々の問題ではなく、振込口座が変わったことをまず通知しないと話がややこしくてわかりません。(この会社だけの話ですが)

オンラインバンキングから設定のし直し

オンラインバンキングにログインをして見ると、管理画面も新しくなっていて、いよいよQRコードのシステムの導入かと思いましたが、レイアウトが変わって、最初見つからなかった従来の引き落としの設定は残っていました。それで、古い引き落としの設定を削除して、新たにQRコードで設定を入れることに。

手順は思っていたよりも簡単で、カメラでスキャンするか、IBANコードをスキャンするかでスキャンするかで選択ができましたが、カメラでQRコードスキャン撮影を選びました。

PCのカメラに用紙をかざしてスキャンをすると、振込先からレファレンツ番号や引き落とし額まで画面に自動で表示されました。念のため一通り確認をしますが、「スキャン後、そのまま振り込み実行する」という選択もあったので、引き落とし設定の場合は注意が必要です。

内容を確認したら、SENDをクリックして終了。引き落とし設定がちゃんと入っているか、ダブっていないか確認します。

QRコードの請求書発行もできる

また、自分が相手に支払い/送金をして欲しい時もQRコードを発行できます。個人の口座からもできると思いますが、法人口座をお持ちの方は請求書を作成するのに、今後は作業が増えそうです。つまりQRコードを発行しなければならないからです。今はまだ、切り替え前ですので、9月までは余裕があります。しかし、こうした切り替えの設定は、後に伸ばすとちっともやろうとしませんし、すでに切り替えをしている会社もありますので、今からでも練習を兼ねて発行してみたほうが良さそうです。

また、すでにエクセルやインボイスのフォーマットがある場合も、このQRコードのフォームにアップロードができて、従来のインボイスとQRコードを一緒にしてPDF化することもできるようです。

まずは、ご利用の金融機関のサイトでこの方法を確認してオンラインバンキングで実行して見るといいかもしれません。

なかなかパソコン作業やネットに慣れていない高齢者の方々にはこうしたデジタルな切り替わりはハードルが高いかもしれませんが、周りにいる人に協力してもらえると良いかもしれません。

それでも、このQRコードの請求書が郵便で来るのを見ると、完全デジタル化まではまだまだ遠いようです。