ドイツがロックダウン延長決定

事業者には厳しい決定

事前の報道で出ていた通りのロックダウン延長がドイツで決まりました。1月末までの延長です。12月発表のロックダウンでは、1/10日までの予定でしたので、3週間伸びたことになります。なお、1/25日には再度議論され発表がある模様です。

今回はこれまで通りの規制に加えて、新たに移動範囲の制限が設けられました。接触する人も同居人以外では一人だけというもの加わります。

10万人あたり200名以上の新規感染者を出している地域では、15kmの範囲しか移動が許可されません。

ドイツ国内では、感染者の多い地域と少ない地域の差が随分と出ているようで、今日ドイツで事業を営む経営者の方と電話をしましたが、12月からだいぶ新規感染者が減った印象があるものの、更なる厳しい規制に疲れているようでした。仕事が許されない状態で、政府が保証する固定費などは出ますが、会社員とは違い短縮労働などの保証がなく、経営者自身の収入の保証がないため、非常に厳しいということでした。このまま2月もロックダウン延長となると、多くの事業者が持ち堪えられなくなると危機感を持って話されていました。

ワクチンの供給が遅れている

現在欧州では、予想していたよりもワクチンの供給が遅れており、少し混乱しています。スイスでも遅いという印象ですが、まずは始まったということで様子見の面もあります。しかし、この状況を脱するには、ワクチンの供給が急がれます。一定の割合で接種ができれば、通常の営業に戻せることができますので、経済活動再開の要となります。もちろん、様々な懸念事項があり、100%の回復には程遠いですが、こうしてロックダウンしている間にも、事業者が商売を諦めなければいけなくなるため非常に深刻です。ワクチンの異例の早さの供給にも不安を示す人が多いので、課題は多いかと思います。

学校もホームスクーリング延長へ

学校も当然ながら、ホームスクーリングになります。今回の変異種は、子供への感染事例も増えているので、現在小学校ではマスク義務はないですが、低年齢の子供もマスクをしたほうがいいという声があります。日本では義務化されていないものの、自主的にマスクを着用しているので、その差は大きなものがあります。

子供が家にいて、親がテレワークできないなどの環境の家庭には非常に負担が大きいです。

スイスも明日、追加規制をするのかどうか発表される予定です。