スイスに赴任する予定のビジネスマン

スイス赴任が決まったら

この時期になると、日本からスイスに赴任する方や留学する方から、問い合わせのメールを頂くことが増えます。
日本からスイスに赴任するケースは、アメリカやドイツなど、他の国に比べると少ないかもしれないです。しかし、各分野で活躍するスイス企業や日本企業は多く、スイスを拠点にして欧州やアフリカに事業を展開しています。大企業に限らず中小企業からも転勤や出向があります。

そうした場合に、ビザの申請で現地の会社がバックアップしてくれればいいのですが、スイスの滞在ビザは、現地に来てから移民局や住むことになる自治体に届けるため、日本からメールや電話でできるものでもありません。また、住宅についても現地で見学をして決めますので、まずは仮の住宅や宿泊施設を抑えておいて、現地で探すケースがほとんどです。

現地での家探し、参考ページ

とにかく、その場合に現地の人を頼れる場合はいいのですが、ご自身で出向かねばならないことも多いです。やはりその時には、最低でも英語ができないと不便です。大企業での勤務は、社内言語は英語ですし、スタッフも多国籍です。街に出ても、スイス人は比較的英語のできる人が多く、お互い母国語ではない「英語」に寛大である印象があるので、多少の間違いやニュアンスの問題もあると思いますが、お互い分かりあおうとする傾向にあります。

多言語国家のスイス

そもそも、多言語国家のスイスでは、フランス語やイタリア語ができる人が多く、外国の言葉に慣れています。すでにそうした多言語の環境下にあり、その意味でも外国人の話す英語にも寛大なのではないかと思います。

英語の上達にも良い環境

ここスイスでは、当然ドイツ語やフランス語を習う人も多いですが、留学先の英語圏の国で知り合って結婚する国際結婚の夫婦も多く、まだまだ英語を習い足りない、もっと上のレベルを目指して、英語に磨きをかけたい、そんな人にも良い環境だと思います。実際に、スイスに来てドイツ語ではなく、英語学校に通ってから現地語を習い人もいますし、日本にいるよりは、環境的に英語やドイツを使わざる得ないですから、上達する環境にあると言って良いでしょう。

英語の重要性

赴任が決まる時期にもよりますが、現地に来る前に、会社のバックアップも得て英語のレッスンを受けておくことはもちろんですが、実際に外国の方に、現地での振る舞い方や習慣などを聞いておくと良いかもしれません。もちろん日本で英語を教えている方が、スイス人である確率は少ないですが、少なくとも欧米の人であるならば、その辺のマナーみたいな事も聞けば参考になると思います。
これだけグローバルな世界になり、英語の重要性はますます大きくなっています。
スイスの学校でも、地域によっては、フランス語よりも英語を先に習いだす学校があり、その重要性を示しています。
世界言語と言われる英語の習得。海外赴任を機に、スキルアップのチャンスにしましょう。

スイスの語学学校参考ページ