大晦日の集まりを制限

ヴァレー州では15名に制限

クリスマスも終わり、今度は大晦日のパーティー開催にさらに厳しい制限をするカントンもあります。すでに、各カントンでプライベートな集まりには人数制限がかけられていますが、これをさらに厳しいものにする対応になっています。感染者増加を受けて、政府や各自治体としては、何らかの制限を発表しておかないといけないということでしょう。

事前コロナセルフテストで発覚

12月後半は、毎年家族が集まる時期ですが、やはりここで感染が広まっているのは確かなようです。オミクロン株なのかは不明ですが、小・中学生の感染を周囲で頻繁に聞くようになりました。小学校の低学年だとワクチンの接種をしていないケースもあり、クリスマス休暇前には学級閉鎖になっている学校もあったようです。そして、クリスマスは家族や親戚が集まるので、どうしても感染してしまいます。

集まりの前の事前コロナセルフテストで発覚するケースが多く、子供達には症状は出ていないか、非常に軽い症状が多いようです。本人は大丈夫でも、食事となるとマスクも外しますし、高齢の祖父母や病気を持っている親戚にうつしたくないということで、急遽パーティーや集まりを中止している家族もいます。

こうした状況ですので、カントンのもうけた人数制限も結局あまり効果がないのではないかなと思いますが、大晦日はもう少し増えるでしょうか?

年末年始の里帰り

現在日本でも年末の里帰りシーズンです。欧州とは比較にならないくらいの新規感染者数ですが、年明けからはブースター接種も始まるようです。スイスでもブースター接種が始まっており、すでに打っている友人知人も多いです。ファイザーとモデルナのブースターがあり、1、2回目と違うメーカーのワクチン接種でも問題ないようです。

ただし、子供は依然ファイザーだけのようです。接種する容量も半分で副反応も少ないとか。このまま接種が進めば、来年は4回目の接種も案内がくるのではないかと予想されますが、注射自体にもううんざりの人も多いようです。これから毎年打つようになるのだけは勘弁してほしいという声が多いです。

それでも、在外邦人が帰国をするためにどうしても必要な入国条件になるということであれば、打たざるを得ないのか、他に免除される方法もあるのか、現段階ではわかりません。自主待機期間があると日本に帰れない人が多いのも現実です。意を決して帰国するも、同じ便にコロナ陽性者が出れば、隔離は長くなりますし、準備する書類も審査も多いとなれば相当なストレスです。特に子連れの方は。

とにかく、ワクチンの必要も自主隔離の必要もない世の中に戻ってほしいものです。