小遣いとは違う子供の給与システム「Jugendlohn」

青年用の銀行口座開設

子供が赤ん坊の頃に、成人になったら渡すための子供の銀行口座を準備した人は多いかと思います。しかし、この「子供の給与システム」は、それとは別の「給与振込用」口座を設けます。いわゆるデビッドカードで、使える額などを決めておきます。そうすれば、いくら使ったか、オンライン口座で確認ができますし、子供自身も管理がしやすいでしょう。

気をつけたいのは、お金の使い過ぎや、アルコールやドラッグなどにお金を使わないように、親もお金の動きをある程度把握しておきたいところです。お金の貸し借りも子供の間ではあり得ますので、トラブルにならないように少額なら貸すのではなくておごってあげれば良いとか、そうした事もある意味勉強になるかと思います。もちろん、恐喝されてお金を巻き上げられるなんてことはあってはなりませんが、急にお金が減るとか不審な動きには注意が必要です。

責任感と信頼感を持たせる

このように、お金の使い方と管理を勉強させるスイス人ですが、親が子供を信頼しているという事、責任感を持たせるという意味では、良いシステムかもしれません。子供によってはまだまだうちの子供には、お金の管理は無理という人も実は多いです。

子供給与システムの推奨年齢は、中学生くらいからと思いますが、早いと小学生でも実施している家庭があります。それから、給与の額も各家庭によって違うので、多過ぎても少な過ぎても、このシステムの意味がなくなりますので、子供とじっくり話し合ってから決めます。

この年代は、男女でお金の使う道がだいぶ違うでしょう。その辺も興味深いところですが、「Jugendlohn」 でグーグルを探すと、たくさんのサイトが出てきますので、いくつかあった事例を見ることができます。