ワクチンは強制されるべきものではない

医療関係者のワクチン

コロナウィルスのワクチンが、来年から一般的にも受けれるように現在準備がなされていますが、医療関係者はワクチンを受けるべきという声が出て批判が出ました。医療や介護の現場では、常に人と接するので、通常のインフルエンザワクチンを接種する人も多いと聞きますが、実際にはある老人ホームの介護従事者で、たった25%ほどしかインフルエンザ予防接種をしていないということでした。逆に施設の入居者は、今年は7割近くの人が予防接種を受けたということで、例年よりも多い数字です。

個人の選択

ワクチンの接種は、個人の選択によるもので、強制されるべきではないという意見が多く、ワクチン嫌いなスイス人なら納得できます。スイス政府もコロナウィルスのワクチンを予約していますが、実際にすすんでワクチンを受けようとするスイス人がどの程度いるかはわかりません。副作用などがやはりネックになっていると思います。
そのワクチン嫌いなスイス人でも、今年は通常のインフルエンザワクチンを接種した人が多く、すでに在庫がないという状態になりました。持病を抱える人や高齢者は、コロナウィルスとインフルエンザ、そして持病の悪化を懸念して、早めに摂取した人が多いようです。

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