あわや正面衝突とあおり運転

休暇中の自動車事故多発

ロータリーのルール

 欧州ではお馴染みのロータリー式交差点ですが、信号がなくロータリーに入った順番に通行でき、渋滞も緩和できるシステムです。便利な反面、無理な進入やタイミングを逃してなかなか入れない人などもいるので、いつも気をつけています。自転車もロータリーに入ってきます。
 今回は、右折レーンから一瞬ロータリーに入り右折する際に、左の方からロータリーをぐるっと回ってくる大型SUV車が目に入りました。その車は、ロータリーの内側を走っていたので、自分の右折するレーンには来ないと思ったのですが、なんと猛スピードでしかもウィンカー無しで自分の前に進入してきました。車の走らせ方から、なんとなく来そうな感じはしていましたので、ブレーキを踏んで止まったのですが、その車も停止したまま動きません。どうしたのかと思い、よく見ると、後ろを向きながら、手を振り上げて、怒っているのが見えました。
 悪いのは、ウィンカー無しで猛スピードで進入してくる相手の車です。ギリギリでもきちんと止まった自分の方に非はありません。何でこちらが文句を言われないといけないのかと思い、手で追い払うように、早く行け!と思わずジェスチャーをしたところ、挑発と取られたようです。相手の運転手の怒りが爆発し、クラクションを鳴らしながら、車内で暴れているのが見えたので、これは話が通じないダメな人だと思い。静かに待っていると、しばらくして走り去りました。
 今にも車から降りてきて、殴られるのかという勢いでしたが、最近取り付けたドライブレコーダがあるので、最悪それを証拠に警察に行こうと思いましたが、車も接触していないし、大きなトラブルにはなりませんでしたが、困ったものです。

対向車の追い越しで

 もう1件は、山の長い直線道路で、対向車が追い越しをしてきたのですが、なんと5台の車を追い抜いて、自分の前を走っていた車とあわや正面衝突寸前でした。馬力のあるスポーツカーが追い越すのはよく見ますが、普通のワンボックス、ファミリーカーが5台もの車を、しかも山の登り道で追い越すのは無謀です。この時は、事故に巻き込まれるかもしれないと覚悟しましたが、幸い前の車が減速してすれ違うことができ、大事故は避けられました。それでも、真正面から猛スピードで走ってくる車を見たのは初めてです。

 休暇中渋滞でイライラするのは皆同じですが、追い越ししたところで、最終的に目的地に着く時間はそう変わりません。自分自身もやはり気をつけて運転しないと行けないなと、改めて思いました。
 夏の休暇中、気持ちも緩みがちですが、出かける際は気を引き締めて安全運転したいと思います。