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身内が亡くなると、しばらくは各種手続きで忙殺される

これは、自身も経験していますが、特に親が亡くなり、自宅の整理をしなければいけない場合は、役所から保険、各種契約していたサービスの解約などを身内が行うことになり、ものすごくエネルギーを要します。突然亡くなった場合はなおさらです。しかし、事前に準備していても作業的には大変さは変わりありません。

亡くなった人の解約作業を代行するのは、大方子供達ですが、それも死亡証明書がないとできない銀行口座の手続きなどもあり、時間がかかります。また、子供達が知らないサービスの契約もあるでしょう。そうしたものを探すために、家中のファイルや請求書を調べて、各会社に確認作業をしますが、この作業だけでも相当時間を取られます。

遺産相続は注意が必要

こうしたことを少し楽にするために、生前に準備をしておく人も多いです。また、よく心配されることとして、遺産を相続した場合に、借金がないかも重要な点です。相続を受諾した時点で故人に借金がある場合は、それも引き継いでしまうわけで、あらかじめそうしたことがわかっている人は、たとえ身内であっても、遺産を相続しないという選択をしている人もいます。

審査期間に依頼も可能

また、借金がないか審査に出せることもあるようで、そうした機関に依頼して全てクリアにした状態で、相続手続きを進めるという方法もあるようです。実際に経験はないので、どのように調べるのか、審査するのかはわかりませんが、弁護士などに相談すれば紹介してくれるようです。

生前贈与

土地や不動産など個人の所有していた資産は、法定相続人として、まず子供達が相続人となりますが、この辺も生前贈与していた場合など、全てチェックが入ります。例えば長男には家を建てる際の頭金を、生前贈与として渡したが、家庭を持たない次男にはまだ何も渡していないなど、きちんと相続した分として計算されます。TVドラマや映画でもよく見る、相続人の争いは、スイスでも多いようです。そうならないためにも生前にクリアにしておくことも大切ですし、家族とのコンタクトも重要です。

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