スイスから日本帰国、入国の際の待機期間短縮について

日本政府発表、10月8日付

これまで、欧州からの日本入国に際し、コロナワクチンを接種した人の自主待期期間の短縮措置にスイスが入っていませんでしたが、昨日スイスもこの措置のリストに入りました。

詳しくは下記のリンクからご参照ください。

https://www.mhlw.go.jp/content/000836342.pdf

現在、14日間待機のところをワクチン接種者は10日間に短縮しますということなのですが、10日たった時点でPCR検査の実施と陰性の証明を厚生労働省への提出しなければなりません。しかも、この検査費用は自費です。

この4日間の自主待機短縮のために検査費用を自費で払うことになりますが、必要な方には仕方ないかもしれませんが、あまり急ぐ必要のない人はこれまで通り14日間の待機を選択するのかなと思います。

しかしながら、厳しい入国規制のために一時帰国できない人も多いと思います。学校の休みに合わせて帰るとすると、なかなかこの自主待期期間はクリアできないハードルでしょう。

ルールを守らない人もいる

最近、この自主待機ルールを守らない人もいるという話をちらほら聞きますが、ほとんどの人が日本在住の人だということで、仕事で海外出張から戻っても、1日も待機しないという人もいたとか。ただし、当初日本政府が発表した通り、違反者は氏名などの公表と罰則があるそうですので、ルールは守るのが当然でしょう。

例外の入国者も

夏に開催されたオリンピックもそうですが、選手村から出ないこと、毎日コロナ検査をすることで、一般の入国規制とは異なっていたケースもあります。

先日は、SNSなどで炎上してしまったドイツ人のミュージシャンが、日本で開催された大型野外フェスに出演するために日本へ入国。その様子をSNSにあげていたようですが、3日間の自主待機を高級ホテルのスウィートルームでしていたということで、かなりの批判をあびました。

国外に住む日本人だけではなく、日本に留学する予定だった人も入国を止められていて、別のアジアの国に変更して日本留学を諦めるということも起きているようで、非常に残念に思います。

こうした様々な問題も、コロナ終息が来ないことにはなくなりません。日本でも欧州でも新規感染者の減少傾向にありますが、一日も早くこのパンデミックが終わってほしいものです。