夏休み直前での入国条件変更に注意
夏休みが始まり、すでに休暇先の国に滞在している人も多いでしょう。昨日のスイス政府発表で、スイスが指定した29カ国のリスクを伴う国のリストが発表され、該当する国に滞在している場合は、帰国後に10日間の自主待機扱いいなります。このようにすでに休暇先でスイスの規定が変わることもあります。
逆のパターンでは、ギリシャやスペインにこれから休暇に出かける方は注意が必要です。ギリシャは7月に入り、入国条件を急に変更し、各エアラインにもうまく通達されておらず、乗客が出発のチェックインカウンターで搭乗を拒否されたケースが既に10件ほどあるそうです。
急な変更内容はQRコードの取得など
その条件の変更とは、フライトの48時間前までに、搭乗者はギリシャ政府の用意した指定のフォームに記入し、QRコードを取得してくださいとなっています。フォームには、搭乗者の住所や滞在先ホテルの住所や電話番号を登録しデータ登録されます。このQRコードがない場合は搭乗ができません。
また、ギリシャに到着してから、入国者の検温をするということのなっていたようですが、この検査も厳しくなり、ランダムですが、コロナウィルスの検査をするようです。検査をされた人は、結果が出るまで36時間ホテルに待機する必要があり、外には出られません。しかも、コロナの陽性が出れば、そのまま14日間の自主待機扱いとなり、休暇先で何もできないことになります。コロナの検査費用は、ギリシャ政府が持つということですが、急な入国条件の変更に観光客も戸惑いを見せているということです。
この情報は現時点ではあまり周知されておらず、当日まで知らなかったということが起こり得ますので問題です。本来はエアラインがいち早く把握していなければいけませんが、うまく伝わってなかったようです。
スペインについても、QRコードの取得など同じような条件での変更がされていますので、これから休暇に出かける方は十分ご注意ください。ますますハードルの高くなる今年の夏の休暇です。
参照サイト(ドイツ語):https://abouttravel.ch/reisebranche/griechenland-verschaerft-kurzfristig-reiseregeln/
追記:QRコードを廃止したという情報が入りましたので、改めてご旅行予定の方はご確認ください。