フライトチケットやホテルの払い戻し

フライトチケットの払い戻し

 現在、新型コロナウィルスの影響で、ほとんどのフライトが欠航になっています。相当な数ですが、多くの人がフライトの変更をしましたが、旅行や仕事のフライトを中止にし、払い戻しを申請した人も多いでしょう。各航空会社が対応し出した頃はまだいいのですが、電話対応が追いつかなくなり、なかなか電話すら繋がらない状態の人もいます。
 そこで、フライトチケットの払い戻しでもトラブルが生じています。個人でオンラインでブッキングした場合と代理店で購入したチケットで、対応が別れますが、払い戻しを支払った金額のバウチャーで返す会社もあり、旅行の予定が無くなった人には、全く無駄になりかねません。この件については、払い戻すべきだという意見が多数ですが、保険会社に支払ってもらうように言われた人もいるようで、問題になりつつあります。

キャンセル不可のホテルでも払い戻し

 自身もホテルの予約を大手のオンラインブッキングサイトから春にしていて、結局フライトがダメになったので、キャンセルを申し込みたかったのですが、そのホテルの予約はちょうどキャンセル不可の条件でしたので、諦めていました。一応ホテル側には、当日来れない旨をメールで伝えると、今回の新型コロナの影響で、キャンセル不可の条件でも払い戻しができると言われました。サイトにログインしてキャンセルボタンを探すも、見つからず。一瞬何処かに、スイスのサービス電話番号を見かけましたが、また消えてしまいました。やはりダメかと諦めて、2日後くらいにみてみると、キャンセルボタンが表示されていて、キャンセルを申し込みました。

 半信半疑でしたが、ちゃんと確認メールも来て、カードにも払い戻しがされていました。おそらく、ホテルの予約時期に応じて、キャンセルのボタンを表示させているのかもしれませんが、今回に限っては、ホテル側の対応も良く、無事返金までこぎつけました。

 しかし、先日スイスのニュースで、同じブッキングサイトでも、ホテル側がキャンセルに応じず、ホテルも閉鎖されているのに、決済をされてしまったということが起きていたようです。ブッキングサイトと契約のホテルはかなりの数ですから、そうした悪い事例もあるようですので、もし予約をキャンセルできない方は、根気よく試してみるといいかもしれません。

観光業界はダメージが大きい

 今回の自粛規制により、観光業界は世界中で大打撃です。夏には、欧州の観光地が他国からの観光客を受け入れるべく、調整に入っていますが、スイスでも国内の休暇を勧めています。これはもちろん、国内の観光業を回復させる狙いがあると思われますが、航空会社も救わねばなりません。各観光地では、病院やベッド数、医療の環境が整っていることを条件にか受け入れるそうですが、この1ヶ月の間にどの程度終息しているのか、それとも第2波になってしまうのか、人々の動きにもかかっています。

 イタリアを除く、スイス近隣国の国境が6/15日に開放される予定です。その前に感染拡大がひどくなれば、その話はなくなりますが、国境が開放されてからも状況を見極めないと、本当に夏に近隣国へ休暇へいけるか判断できません。

 徐々に前へ進んでいるのを感じながらも、不安も残る今年の夏になりそうです。