スイス政府会見、マスクの着用義務は?

スイス政府の会見が開かれ、マスクの着用義務などについて質疑応答

 本日4/22(水)15時からスイス政府の会見が開かれました。まずは来週から、美容室など一部の店舗を再開するにあたり、マスクの着用義務について質問が出ましたが、義務化はしないということでした。ただし、各カントンや自治体に任せる場合もあり、おそらく美容室の場合は、距離も近いことから、各店舗で美容師の方はマスク着用は避けられないという見解です。お客さんについては、マスクを持っている人は着用を勧め、持っていない客には、お店から提供できるかどうか、各店舗に判断が任されます。

来週からドイツ全土では、お店と公共交通機関においてマスク着用義務

 一方で、ドイツでは、来週から公共交通機関とお店の中で、マスクの着用義務を発表しました。美容室の営業も今週から再開の予定をしていたものの、結局5/4まで延期されました。どの国でもより慎重にはなっていると思いますが、規制の緩和に多少差があります。お隣オーストリアでも、早々と規制を緩和し、4/14日には、ホームセンターなどの営業を一部再開しました。またレストランの営業再開についても、5/15日からと発表があり、欧州国の中でも最も早い飲食店の営業再開となる見通しです。
 スイスについては、レストランなどの飲食業界はまだ営業再開には早いとして、明確な再開の期日は示されていません。

そもそもマスク不足が問題

 おそらく、医療機関でのマスク不足はもちろんのこと、一般の人のマスクが足りないのに、公共交通機関などでのマスク義務化をするには無理があると、現時点では判断したように思います。実際に、マスク価格の高騰も懸念されており、政府から準備されたマスクがこれから店頭に並ぶようですが、適正な価格で販売するように、各小売店などに要請をしていくということで対応はするようです。
来週からどうなるかわかりませんが、1歩づつ前には進んでいる感じは受けます。