学校休暇明けの来週、感染国に滞在の生徒は14日間自宅待機

2週間の休暇が間も無く終了

バーゼルのファスナハトが中止となり、1000人以上のイベントも禁止と、混乱の中、学校休暇が始まり、終わろうとしています。それに伴い、学校休暇明けの来週、スイスの一部市町村では、コロナウィルスの発生国、中国はもちろん、韓国や日本など、感染の拡大が確認されている国に滞在していた場合は、生徒に14日間の自宅待機命令を出しました。
今の所ゲマインデレベルでの通達ですが、各市町村も同じような措置をとるものとみられています。

スイス航空も日本便を減便

スイス航空も、日本へのフライトを減便したと発表しました。アジア諸国ではすでに日本からの航空便を制限している国もありますので、今後欧州で制限が拡大される可能性があります。

老人ホームも家族の訪問禁止

ウィルスに感染しリスクが最も高いのが高齢者。持病を抱えているケースも多いので、外部からの接見者を排除することで多調リスクが下がりますので、この対応もスイス全土で広がって行くでしょう。スイスでも昨日、74歳の方の死亡者が出ました。

一般企業からも渡航禁止及び帰国者の自宅待機

スイスの一般企業でも、日本を含むアジア圏への渡航禁止を出している会社があるようで、すでに渡航していた社員に関しては、14日間の自宅待機命令が出ているようです。

欧州では、ハンガリーで日本人15人が、コロナウィルスに感染の疑いがあるとして、病院に搬送されています。
欧州地区はイタリアでの感染が多く、死亡者も出ています。
各方面で様々な制限が出て来て、経済的な損失も相当なものになると見込まれています。

イースター休暇

4月はイースター休暇もあり、また人の動きが活発になる時期でもあります。それまでに何とかこの騒動が収まるのか、続くのかは、はっきりしていません。コロナウィルスに対してのワクチンもまだ出て来ていない状況ですので、それが整えば少しパニックは治るのかと思います。
また、思いもよらぬ、偏見と差別がアジア人に対して行われている事も事実ですので、十分注意してください。