コロナウィルス感染拡大、スイス企業の対応

広がりを見せるコロナウィルスにスイス企業が対応し始める

欧州にも入ってきてしまったコロナウィルスの影響で、スイス企業が動きを見せだしています。
日本を含む、コロナウィルスの感染確率が高いアジア諸国からの帰国者は、自宅待機にし始めている企業で出てきています。
また、出張などの予定はキャンセルし、プライベートでの渡航もできるだけ控えるように通達が出ているようです。

老人ホームでも家族の訪問禁止に

昨日のスイスの報道では、老人ホームの家族を含む訪問禁止をし始めたところがあるようです。
高齢者の感染による死亡リスクは高いので、当然といえば当然ですが、感染者の出ているカントンでは、自治体レベルで対応を検討しているようです。
特に介護現場では、入居者との接触が多いので、無症状の感染者などは一番危険視されています。
その入居者の方達も、怖がっている人もいれば、騒ぎすぎだと思っている人もいて様々ですが、ここは行政の判断に従うしかないでしょう。

未だに掴めない収束の時期

出張や旅行プランが立てにくくなっている状況ですが、現在日本にいてスイスに戻る方は、問題なく入国していますが、アメリカやいくつ化の国では、日本からの入国を制限しようと検討しているようです。まだはっきりとはしませんが、日本からの航空便が欠航となれば、スイスに戻ってこれなくなる可能性があり、戻った後も14日間の自宅待機、出勤禁止、通学禁止、外出禁止になる可能性もあります。そうなると生活に支障が出てくるレベルになりますので、帰国を準備されている方は、慎重に検討したほうが良さそうです。

航空会社が、現在の中国便のように、欠航としている場合はキャンセル料金がかかりませんが、発表されていない以上キャンセル料がかかります。また、欠航でキャンセル無料でも、別の便を探す人がほとんどなので、価格が上がる可能性、もしくはチケットが取れない可能性もあります。

ここまでの広がりを予想していませんでしたが、各国の対応、感染者への対応など、しばらく見通しがつきません。東京五輪開催も雲行きが怪しくなりつつあり、開催してもボイコットする国が出るかもしれません。

スイスの対応、日本の対応とまた進捗をお伝えしていきます。