swisswondernet.com

スイス発★情報コミュニティーサイト

スイスワインコラム

(6)ワインの色2

色の他に、ワインの澄み具合も評価にとって大切なポイントとなる。澄
んだ色のしているワインは健全な状態を示している。もし、ワインに濁
りがあった場合、まだ酵母を含んでいたり、異常発酵していたり、酸化
していたりと、欠陥を持っている事が示されている。

ワインの色は時間が経つと、白の場合、金色から黄色、そして琥珀色へ
と変化していく。赤はルビー色からガーネット、そして琥珀色へと変化
していく。ワインはどんな色であれ、やがて琥珀色に行き着く。その間
に百年以上を要するのだが、これが千年以上経つと、この色素成分が沈
殿してしまい、無色透明の液体になってしまう。赤ワインもやがて透明
ワインになってしまうという訳だ。

ワインの色について、スイスの中でおもしろいのが、ティチーノだ。こ
の州は赤ワイン用のメルローというぶどうで、ヴァン・ムスー、赤、
白、ロゼのワインを造ってしまう。シャスラなどの白ワイン用のぶどう
からは流石に赤ワインは出来ない。しかし、グリメンツで飲める氷河ワ
インは、熟成したものになると琥珀色をしている。この氷河ワインの原
料ぶどうは白ワイン用のレゼというもので、酸味が豊富なワインとな
る。この豊富な酸味によって長い熟成に耐えることが出来るのだろう。

ロゼでは、ヴァリス州のドール・ブランシュが明るいピンクで、やや紫
がかる。ヌーシャテルが元祖のロゼ、ウイユ・ド・ペルドリはややオレ
ンジがかったピンクで、サーモンピンクなどと表現される事が多い。そ
の他、東スイス地区では、ピノ・ノワールを用いた、フェーデル・ヴァ
イス(羽根のような白)というワインを造っている。色は白からややピ
ンクがかったものまである。現在、東スイス地区では、ピノ・ノワール
からヴァン・ムスー、白、ロゼ、赤まで造っている。