Swisscomは今年の8月頃、DSLの回線3500/300kb/sを5000/500kb/sにパワーアップする予定だ。現在のインターネットユーザーの利用傾向を見ると、YouTubeなどに代表される動画コンテンツの視聴や音楽ダウンロード、ビデオチャットなどの利用が多いため、それに応える形になる。

 その一方で、データ管理などで大きな容量が必要な卸業者などの企業も対象とし、ビジネス回線の強化も同時に行う。また、Swisscomとは別に、一部地域では、自治体が試験的に光ファイバーケーブルの設置を行っているところもあり、日本と同じような光ファイバーケーブル導入にも少しずつ近づいている気配だ。これにより更に各社の競争が激しくなり、利用料金も下がればユーザーにとってはうれしい結果となるだろう。