EU通貨ユーロ導入のクロアチア

2023年1月1日から導入

すでにEU加盟国であるクロアチアは、2023年からユーロの導入をはじめました。これによりクーナの流通は終了します。通貨クーナの使用は1月14日までとなっていますので、渡航される方はご注意ください。その後は使えなくなったクーナはユーロへ換金しなければいけませんが、その期限は未定です。

来年2024年にはブルガリアもユーロの導入を予定しております。EU加盟国で、通貨ユーロの導入に至ってない国は、ポーランド、ルーマニア、スウェーデン、ブルガリア、チェコ、ハンガリーなどです。そのうちデンマークは、かつてのイギリス同様に適用除外されています。

シェンゲン協定も有効に

通貨の移行とともに、EU国への自由な行動を保証するシェンゲン協定も適用されます。スイスもこのシェンゲン協定に参加していますので、クロアチアとスイスとの行き来も楽になります。なお、ルーマニアとブルガリアは、シェンゲン協定の参加を見送られています。

スイスのお隣というわけではありませんが、スイス在住のクロアチア人も多く、またスイス人も休暇で訪れる人も多いので、今後の経済発展も期待できると予想されます。アドリア海に面したビーチは人気で、イタリアとはまた違った雰囲気を楽しめる観光地も多いです。

最近では、サッカーワールドカップで3位(前回は準優勝)という成績のサッカー強豪国でもあります。ユーロ導入とシェンゲン協定参加を機に、訪れる人も増えると思われます。