10月に入り、秋が深まって来ているスイス。この季節には、カボチャがスイスでも多く見られます。30年程前は、スイスではカボチャは存在しながらも、ほとんど家庭の食卓には上がらなかったそうです。そして、カボチャでデコレーションをして楽しむハロウィンのお祭りもまだポピュラーではなく、あまり馴染みがなかったカボチャ。
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 そんなカボチャを今では、一般のスーパーでも購入出来、農家にも直接買いに行けるということで、近場の農家まで行ってみました。もちろんカボチャだけでなく、トウモロコシやイチゴなど、季節に応じて色んなものを作っているそうですが、カボチャはこの時期のメイン。ここの農家では、400種類近いカボチャの品種を扱っていて、日曜日の午後、たくさんの人でにぎわっていました。
どんなものがあるか見てみると、ハロウィン用のでコーレーションのものから、世界の色んな品種があり驚きました。タイ、トルコ、アジア系の国が多い印象で、日本の品種も4、5種ありました。
その中で、一番馴染みのあるKURI KABOCHAと書かれた品種を買ってみました。名前の通り、栗のような味わいで、どんな料理にも合う甘いカボチャとなっていました。
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 早速、料理してみると、まさに日本で食べる甘いカボチャでした。実は、カボチャは、こちらで買ったものを食べて、甘みがなく全くおいしくなかった過去があり(自分の調理法の問題かもしれませんが)半信半疑でした。
カボチャスープにしても良いし、天麩羅も良し。パンプキンパイなんてのも合うかもしれません。

 ぜひ、近くにカボチャを作っている農家がある方は、行ってみて下さい。日本の品種が置いてあるかもしれません。食べても、飾りにしても楽しめる野菜はそうないですね。たくさん並んだカボチャを眺めているだけで、秋の深まりを感じた日でした。

紹介のカボチャ農家(バーゼル地区)
http://www.mathis-hof.ch/kuerbisse.php