5月10日土曜日、バーゼルのザンクト・ヤコブスタジアムで行われたFCバーゼルvsYoungBoysの試合は、2-0でバーゼルが勝利、見事チャンピオンCUPを手にした。
1週間前、チューリッヒ戦で大きなファン同士の騒ぎがあったこともあり、この日はアルコールの販売を一切禁止した上、スタジアムから500mのエリアもノンアルコールエリアとなった。38050人の観客は、大きな混乱もなくバーゼルの勝利に沸いた。
試合は序盤からバーゼルのペースで、13分にシュトッカーのゴール、その10分後にはシュトレラーのゴールで勝利となった。YoungBoysの方は、勝つためには3点が必要だったが、シュートのチャンスはヤキンの1度だけで、得点にはならなかった。
中田選手をはじめとして、主力選手の怪我が多かったバーゼルだが、若手選手の頑張りもあって乗り切った。残念な事に中田選手は今期で契約が切れ、Jリーグの鹿島アントラーズに移籍が決まっている。2008年は先日の2度目の怪我で、今シーズンのプレイはほぼ不可能となり、スイスのフィールド上で中田選手を見る事はなくなったが、日本に戻ってもまた活躍してもらいたい。
優勝後のグロス監督のインタビューでは、監督続行か?との質問には明言を避けたが、近いうちに発表される事だろう。23時半からは、バーゼルの中心部でFCバーゼルのファンと選手たちも集まりお祭り騒ぎになる。負けた方のYoungBoysもベルンで準優勝のお祝いとなりそうだ。