ベルギーでも車両侵入規制
これはスイスでの話ではありませんが、ヨーロッパ内を車で旅行する方々も多いと思うので、参考に書いておきたいと思います。
タイトルにある通り、ベルギーはアントワープでのことでした。
アントワープを訪れたのは、約1年半前です。先日ベルギーから封書が来たので、何かと思えば、あなたの車がアントワープ市内の環境ゾーンに未登録で侵入したため、罰金を請求しますということでした。
ご丁寧にドイツ語で書かれていましたが、「Umweltzoneを違反走行」と書かれていて、一体どこの道だったかさっぱり記憶にありません。
手紙の3枚目には、我が家の車のナンバープレート部分の写真が添付されており詳細を調べてみました。
ベルギーでは、2022年の4月頃から街中心部への車両侵入の規制を行い、しばらく罰金はなしでしたが、同年7月から登録していない車には、罰金を課すということのようでした。
そのルールの通り、150ユーロを1ヶ月以内に支払えとのことでした。
詳細記録を見ると確かに、その日にアントワープを訪れています。詐欺の手紙ではなさそうです。
実はこの時は、オランダに休暇で行き、帰りのスイスまで距離がかなりあるため、途中のベルギー・アントワープで1泊しました。
観光のために何日か訪れる予定だったら、おそらくちゃんと調べて市内への車両許可をオンラインで登録できていたかもしれません。
しかし、途中休憩で立ち寄っただけの街でそこまで確認はしませんでしたし、そんな規制は知る由もありません。
宿泊先の人もなぜ教えてくれなかったのか?と思いましたが、全ては自己責任です。
パリやロンドンでも規制
近年は環境活動家が活発にデモなどを行っていますが、パリやロンドン市内も同じような車両侵入規制をしているのは知っていました。
街によっては、製造から10年以上経ったディーゼル車は、乗り入れ許可の登録すらできないとなっているようです。
今回、罰金の手紙と共に異議申し立ての書類も入っていました。
しかし、事前登録がルールなら、何を言ってもダメでしょう。我が家の車は、ディーゼル車でもないし、製造年も比較的新しい車ですが、それは理由にはなりません。
スピード違反や信号無視など、危険を伴う運転の罰金は当然だと思いますが、今回のような環境ゾーン侵入での罰金は初めてです。
道路は穴ボコだらけ
ベルギーの街へは初めて訪れました。
アントワープ中心地の有名な教会やフランダースの犬の像など、綺麗な街並みでした。
しかし、罰金を取られたから書くわけではありませんが、中心部を少し離れると、歩道はゴミだらけ。一番気になったのは、犬の糞がそこらじゅうに放置されていたことです。これには驚きました。
そして、市外の道路やアウトバーンも、穴だらけであまり補修されていません。
ある人に聞くと、お金を持っている自治体は道路が綺麗に舗装されているが、そうでないと穴が多いとか。
それは環境的にも補修工事しない方がいいということなのでしょうか?
ブリュッセルやアントワープは、誰もが知っている有名観光地です。街の中心部だけでなく、少し離れたところの衛生面にも気を遣ってほしいと思いました。
宿泊先でも、部屋の掃除がされてなかったり、前日まで宿泊していた人が暗証番号を入力して、勝手に部屋に入ろうとするなど、トラブルもありました。
陸続きの欧州を旅するのは、いろいろな街や文化を体験でき楽しくもありますが、国が変わるといろいろなルールも変わり、不便を感じることもあります。危険な場面もあるかもしれません。
旅をする際は、その国のルールや規制も頭に入れて、十分な準備をすることが大事だと改めて思いました。
欧州を車で旅する方は、交通ルールはもとより、街によっては侵入できないエリアもあるので、確認しておくと良いでしょう。