今年の夏のバカンスは低予算傾向

夏の休暇にかけるお金は減っている

スイス人が今年の夏の休暇にかけるお金は、平均1200フラン弱で、昨年から40%も減っているそうです。

人気なのは、スペインやイタリアなどのビーチリゾートですが、スイス国内での休暇を予定している人も増加傾向に。

先ずは車での欧州国内の長距離移動にかかるガソリン代の節約、航空券も高くなっていますので、電車での移動をする人も多いです。

スイス国内であれば、公共交通機関の利用は快適ですので、行く場所によっては安くなるでしょう。

光熱費や家賃の上昇

昨年は、コロナ禍、外出や遠出を控えていた人たちが、欧州では入国制限もほぼ撤廃され多くの人が休暇に出ました。しかし、ウクライナとロシアの戦争のため、エネルギー問題が身近となり、実際に光熱費や家賃も上がっていく傾向にあります。

このことからも、休暇にかかる予算を節約する家庭も多いようです。

特に小さなお子さんがいる家庭では、海外のリゾートよりも、地元の市営プールや毎年自治体が主催している体験学習プログラムへの参加した方が、子供は喜んだりします。

ただ、夏休み期間は、他の子供も休暇に出ていなかったりしますので、少し退屈かもしれません。

また共働きの家庭では、夏休みの仕事の調整も大変なので、近場で済ませた方が楽だそうです。

キャンプ場もたくさんありますので、自然の中で子供たちと夏の思い出作りも良いでしょう。

夏休みの渋滞

これは、夏休みに限らず、少し長めの週末にもすぐ発生することですが、スイスからイタリアへ抜けるゴットハードトンネル付近の渋滞はなかなか解消できません。

ある知人は、イタリアへ毎年車で行くそうですが、夜中に走るそうです。そうすると渋滞は無しでイタリアへ行けるそうです。

事故にも注意

渋滞だけでなく、事故に巻き込まれることがあると大変です。

スイス国内で起きた事故なら、まだ少し安心ですが、国外ですと警察の対応や相手とのやり取りも大変です。

何年か前に、スイス国内で休暇中に、事故ではありませんが、タイヤがパンクしてしまい、保険会社に電話したところ、すぐに休暇先まで来てくれて処置を施してくれました。

こうした迅速な対応がスイス国内なら可能ですが、海外となるとそうはいきません。

車で休暇に出る人は、車の整備、点検もしておくと良いかもしれません。

電車での盗難、置き引きも注意

電車で旅行に出かける方も、夏の行楽シーズンは様々な国から観光客が訪れます。

電車での置き引き被害、盗難被害は毎年ありますので、くれぐれも荷物を置きっぱなしにして席を離れないようにしてください。

人混みでのすり被害も多いので注意が必要です。

基本的なことですが、どうしても休暇中に気が緩んで被害にあってしまうことが多いので、気をつけましょう。